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戦うことを忘れた国家 [本(軍事)]


戦うことを忘れた国家 (角川oneテーマ21 A 84)

戦うことを忘れた国家 (角川oneテーマ21 A 84)

  • 作者: 黒野 耐
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/07/10
  • メディア: 新書



第二次世界大戦が終わったのは1945年。今、2008年なので、63年経過している。
その間、朝鮮戦争、中東戦争、冷戦、ベトナム戦争、ソ連のアフガニスタン侵攻、イラン・イラク戦争
、フォークランド紛争、コソボ紛争、湾岸戦争、イラク戦争、等々、地球の各所で戦争・扮装は止む事はない。日本はその中で大部分のゴタゴタから遠ざかって、経済至上主義にて、ひたすら経済力を高めてきた。「平和憲法?」を持ったから日本は安全なのだ、といった論調が一時、この国を覆っていたが、何の事はない、世界最強のアメリカ軍に守られていただけの話である。
しかし、日本も経済大国となり、世界での発言力も大きくなってきた。段々と復活してきた。この辺で、まともな国に戻るべきかと思います。「世界平和のために、武力を持たず丸腰でいます」といった発想は、現代の地球では、まだ早すぎるでしょう。
「お金をあげるから攻撃しないで!」、「この島はあげますから仲良くしましょう」、「平和憲法があるので戦場でも戦えません」、「自衛隊はオーストラリア軍に守ってもらわないと行動できません」、「多国籍軍に燃料補給はできません」、「戦うのはスポーツだけにしましょう!」
こういった姿勢では、国連の常任理事国などなれませんし、他の国の人からも馬鹿にされ続けるでしょう。
まあ、国民的総意で、「日本は世界のリーダーなどにはなりません」、「世界貿易や観光はしますが、治安維持とかテロ国家、ならずもの国家とは決して闘いません」、
というような選択をするなら、それはそれで仕方がありません。日本の歴史もそこで終わるでしょうが。

永遠に経済至上主義でやっていくのか、それとも真の世界の平和のためにリーダー国家として、汗と、もしくは血を流すのも厭わずやっていくのか、ぼちぼち国民が選択する時も来ていると思います。
確かに平和に慣れてしまうと、争い事だとか戦ったりする事に対して人間は臆病になってしまいがちです。
戦ったら死ぬかもしれない。確かに恐いわな。
が、やはり、正義の観点から、心の奥底にある理想から、少なくとも私は後者を選びたい。
後世に尊敬される日本人の道を選びたい。
本来、日本人は、自己を犠牲にしても世のため人のために生きる”大和魂”という国民性を持っていると思います。


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