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幸福の科学興国論―宗教立国への挑戦 [仏法真理(政治系統)]


幸福の科学興国論―宗教立国への挑戦

幸福の科学興国論―宗教立国への挑戦

  • 作者: 大川 隆法
  • 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
  • 発売日: 1994/12
  • メディア: 単行本



いろいろ論点をまとめる意味で『幸福の科学興国論』について述べたいと思います。
この本は、1994年末に出版されたものです。

まず、大川先生の視点が、仏法真理による公平な価値観から述べておられるということから始まっています。
そして、現代の日本の権力構造を解明しています。
日本国憲法は「三権分立」の制度をもとに造られていますが、現代社会において、法の欠缼(けんけつ)の状態にあるのがマスコミ権力である、と分析しています。
「立法」、「行政」、「司法」の権力を操作できる立場にあるのがマスコミ権力というわけです。

「三権分立」の制度は、国の最高権力が、特定の立場に足をおくことがないように、権力を分散させて、国家の安定をもたらす方法ですが、マスコミ権力に関しては、全くといってよいほど、それをけん制する機能がありません。
現代日本において、大新聞、全国規模のテレビ局は、国家の最高権力を握っています。
マスコミが、よってたかって非難すれば、政権を崩壊させることは十分可能です。
世論調査など、内閣支持率など出していますが、それがいつの間にか、国民の世論ということになってしまっていて、選挙のタイミングを計るバロメーターになっているようです。
「言論の自由」を論拠として、マスコミの言いたい放題状態になっている状態は、あまり好ましい状態ではないでしょう。マスコミ的立場の職業の人には言論の自由があり、そうでない人の意見はあまりうったえる手段を持ちません。

例えば、宗教団体ですが、マスコミの倫理とか言って、ほとんど話題に取り上げません。何十万の会員が国内に居ようがです。そして、コマーシャル等も拒否される場合が多いようです。
これって偏った言論の自由でしょう。
完全におかしいです。
NHKが取り上げないなら、少しはわからないではないですが、民放もそうなら、日本国民は、無宗教に自然と洗脳されていると言えます。
テレビ局も、もっと沢山、開局できるようにしないとだめでしょう。
言論の自由が特定のものにのみ与えられている現状は、打破していくべきです。

そして、「言論の自由」より、さらに大事なものは「信教の自由」と語られています。
そもそも、「言論の自由」が先にあったのではなく「信教の自由」を求めて、欧米の近代へ向けての改革は起こりました。信教の自由が圧迫されていたため、人々は行動を起こしていったのです。
最初の、そして、最大の人権であったわけです。
「信教の自由」がなければ、人間もたいして動物とかわらないでしょう。

大川先生が述べておられる「宗教的人格権」についてです。
①内心において仏神を信じる自由
②信仰告白の自由
③僧団形成の権利
④伝道する権利
⑤宗教的繁栄権
自分としても、これらの権利は、完全に憲法、法律によって保障されるべきだと思います。
マスコミによる宗教無視、コマーシャル拒否は、現代の憲法でも憲法違反になると思います。
宗教側の言論の自由も保障されないといけません。
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第20条
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
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マスコミは、この意味がわからないのでしゅか?

1.幸福の科学の視点 ― 高次元から現状を俯瞰し、将来のビジョンを示す
2.事実上の第一権力となったマスコミ
3.「言論・出版の自由」の真実
4.「宗教的人格権」の内容
5.邪教対策 ― 宗教間の切磋琢磨
6.宗教は「権力」ではなく「権威」を求めるべきである
7.小選挙区制がもたらすもの
8.憲法改正の論点
9.世界的な危機のなかで日本はどうするのか
10.来世紀(らいせいき)における宗教の役割 ― 知識社会における啓蒙
11.陥りやすい罠(わな) ― 地球政府樹立の誘惑


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