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甦る零戦 国産戦闘機vs.F22の攻防 [本(軍事)]


甦る零戦 国産戦闘機vs.F22の攻防

甦る零戦 国産戦闘機vs.F22の攻防

  • 作者: 春原 剛
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: 単行本



航空自衛隊としては喉から手が出る程欲しいのがF22ラプターだ。
ステルス性能が抜群で、敵に探知されないうちに爆撃や航空機を撃墜できる他、アフターバーナーを使用せずマッハを超える巡航飛行ができる。
スホーイ27やミグ29と戦って、負ける確立は30分の1とも言われている。
極めて戦略性の高い戦闘機である。
しかし、あまりにも戦略性が高すぎ、同盟国にも売ることはできない状態にある。
(特にゲーツがめっちゃ頑固に売ろうとしない。中国のロビイストに裏金もらってるんじゃないかと勘ぐりたくもなる・・・)
そして、ステルス性のメンテナンスの労力や費用が馬鹿高い。
この馬鹿高さは米国議会でも問題になり、本家の米国でも200機にも満たない数しか配備されない。

自分なりの結論は、日本独自に新型戦闘機「心神(シンシン)」を創った方が良いと思う。
確かに国産戦闘機は開発するのは大変で、お金もかかるが、何といっても技術力がアップし、航空機産業の活性化にもつながる。
日本としては、航空宇宙分野は将来を見据えて、是が非でも強力にしていかなくてはならない分野だ。
ま、核爆弾を作るよりかはかなりハードルは低いだろうし、日本の技術力では場合によってはF22以上のものを創れないこともなかろう。
難関はエンジンかな。

無駄遣いと将来への投資を混同してはイカン。
将来的にはアメリカの衰退をカバーすべく国際平和への貢献も考える時に来ている。
他国への理不尽な侵略、国際テロ行為、そういったものは、ある程度、武力をも辞さないという強い正義のための力も必要です。
他国を侵略するための武力ではなく、平和を築くための軍事力もあるということを日本国民は理解しないと駄目ですよ。
日本が軍事力を弱めたら平和が来るわけでもなんでもないのです。
あたり前のことです。

一応、この本の最後の方に必要予算の目処が書いてある。
エンジン2兆円
機体2000億円
アビオニクス関連3000億円
防衛予算が5兆円弱と考えると不可能な金額でもあるまい。

いずれにせよF4ファントムの代わりは間に合わないな。
F35も実践配備まで時間がかかるだろう。
F15も、スホーイ30との純粋な空中戦では負ける可能性が高いとのこと。
とりあえず ユーロファイター100機導入で急場を凌ぐか。
ライセンス生産もできるしな。
タグ:心神 F22

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