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図解 すっきりわかる利益の出し方 (知的生きかた文庫) [本(経営)]


図解 すっきりわかる利益の出し方 (知的生きかた文庫)

図解 すっきりわかる利益の出し方 (知的生きかた文庫)

  • 作者: ビジネスリサーチ・ジャパン
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2010/02/19
  • メディア: 文庫



大宮の駅中の本屋で、ちょっと待ち時間に買って読んだ本です。
読んでいると企業が利益を確保する事の大変さが伝わって来ますので、公務員や政治家の皆さんも、こういった本は読んでおくべきじゃないかな。
読者にわかり易くするため、いろいろな会社の売上高を一律1000円にした場合の営業利益を載せています。

実は、今、業績が良いと言われている ユニクロ、ニトリ などでさえ、営業利益は 159円、136円にしか過ぎないのです。
という事は、ほとんど大部分の企業はそれ以下なのでしょうかね。
大部分の企業は営業利益が赤字~15%くらい程度でやっている。

ま、会社の決算書を分析すれば簡単に出てくる数字でしょうがいろいろな角度から分析しているので勉強になります。
ただ、読んでいて一番感じたのは、「消費税」に関する事かな。
この本には当然、消費税の事など書いてはありませんが、企業にとって売上の3%や5%という数値は、ものすごい金額だという事が実感されます。
消費税が高くなりすぎるのは問題だと思いますが、特に、営業利益率よりも消費税の率の方が高くなってしまうと、おそらく企業家のやる気にかなり影響を及ぼすのではないかな?
数パーセントの利益を出す事に必死になっているのに、それ以上の金額を税金として簡単に一律に調達されてしまうというのは納得がいかないと思いますね。
1997年に、消費税率が3→5%へと上がりましたが、結構、そこで、ストーンと、やる気が低下した企業家も多かったのではなかろうか。

経済と人間の心は密接に連動しているので、未来の経済学者は、そこんとこを解明してきかねばいかんよね。


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