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アメリカの新・中国戦略を知らない日本人 [日高義樹さんの本]


アメリカの新・中国戦略を知らない日本人

アメリカの新・中国戦略を知らない日本人

  • 作者: 日高 義樹
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/02/15
  • メディア: 単行本



第1章 オバマ人気の後退で中国寄りの政策が変わる
第2章 アメリカは尖閣列島で戦う
第3章 アメリカ海軍は太平洋から追い出されない
第4章 アメリカは「シェール」で勝つ
第5章 アメリカ経済が復活する
第6章 中国はアメリカの敵対勢力になった

オバマは大統領として再選されたが、前回に比べてかなり勢力的に弱くなっている。
そして、ホワイトハウスをイエスマンで固めているところは大統領としての器の小ささを感じてしまう。
白人以外のアメリカ人にとっては、いかなる政策を実施して、失敗しようともオバマを応援しているかもしれないが、アメリカをアメリカたらしめる人々は、もうすでにオバマを信用してはいない。

オバマの力が低下して、逆に、アメリカ下院、アメリカ軍、特に海軍の力が上って来ている様である。
こちらの人々の方が、本来のアメリカンスピリッツを持つ人々で、日本にとっても友好的な人々だ。
思うに、やはりアメリカは、民主党よりかは共和党の方が"正義を守る"という意識が強い。
そして、アメリカ海軍も、かつては日本軍と激戦を繰り広げ、日本の本来の強さを良く知っており、かつての敵は友になっている。

ただ、長期的に見るならば、アメリカの国力が相対的に低下していく事は避けられないと思われる。
長期的にだけどね。
なぜなら、人口が増え、その人口増加も、本来のアメリカ人というよりかは、ヒスパニック系の人々とかで、根底にはアメリカンスピリッツを持っているわけではないからだ。
彼等は、さすがに世界の警察の役割を果たす程の視野は持っていないだろうから。
(もちろん何事も例外はありますが)

あと、シェールガスですか。
それが今、盛んに掘られているみたいだけど、けっこう国内で資源とか出てしまうと、国力は逆に衰退するのではないかね。掘るだけでお金になってしまうと、大部分の人間は智恵とか努力する精神とか衰えてしまいがちなんだよね。
中東がそうであり、ロシアなんかもそうでないかな。

ま、日本としては、中国と北朝鮮と中東の混乱を何とかするまではアメリカに力を持っていてもらいたいと思う。
日本は、アメリカの緩やかに衰退する分の補強をしていかなければならない。

最終的には、アメリカも仏法真理が広まるかどうかだね。
そうでないと大統領の選択に、けっこう失敗してしまいがちです。
国民の民度とマスコミの民度を上げていかないといかんよね。

タグ:日高義樹

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