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重力で宇宙を見る [宇宙]


重力で宇宙を見る

重力で宇宙を見る

  • 作者: 二間瀬敏史
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



第1章 物理学の金字塔・重力波初検出のすごさ
第2章 そもそも重力とは何か
第3章 すでに「発見」されていた重力波
第4章 重力波の観測の歴史
第5章 これからの重力波観測
第6章 重力波が答える宇宙の謎
第7章 重力レンズとは何か
第8章 重力レンズ研究の歴史
第9章 暗黒物質と暗黒エネルギーが支配する宇宙
第10章 重力レンズで見る「宇宙のダークサイド」

図書館が新しくなってから、けっこう本を借りている。
この本も、借りた本の一つ。
何故か最近、こちらの方面に関心が幾分ある。
また、紹介するけど、もう少し前に買って読んだ本が、けっこう素晴らしく、理解が進んだからかもしれない。
『「電波と光」のことがまるごとわかる』って本なんだけど、それを読んで、そこそこ基礎ができたので、こうした本も、ある程度理解できるのかもしれない。

しかし、ホント、よくやるよな。
重力波という、信じられないくらい微細な変動を、莫大な装置を開発して検出している。
まあホントに、理科系の執念だよな。
LIGO(ライゴ)は、一辺が4 kmのL字型のレーザー計測機で、アメリカに2か所あり、
地球と太陽との距離(天文単位、1.5 ×1011 m )に対して、水素原子の直径(1.1 ×10-10 m)程度のひずみ
の重力波を計測するらしい。
ま、欧州や日本も同様なもの運用したり建設中なのかな?
(GEO600、VIRGO、KAGRA、IndiGOとか。日本のKAGURAは岐阜の飛騨の地下深くに建設中)
今後の予定では、宇宙空間で何千キロの距離での計測もやるらしい。

後半は、重力レンズ。
遠くの銀河のやクェーサーの光が、その途中の銀河や恒星の重力によって曲げられて複数見えたり曲がって見えたり、明るく見えたりする現象との事。
これがもとで、暗黒物質と暗黒エネルギーの話となるのか。

まだまだ難しい話はできませんが、一応、現代はどの程度まで科学が到達しているのか? という事を理解しておきたい。

IMG_20181201_152006.jpg

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