シミュレーション日本降伏 中国から南西諸島を守る「島嶼防衛の鉄則」 [本(軍事)]
シミュレーション日本降伏 中国から南西諸島を守る「島嶼防衛の鉄則」 (PHP新書)
- 作者: 北村 淳
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2019/06/29
- メディア: 新書
【目次】
序章 日本降伏ー釣魚島灯台作戦
第1章 島嶼奪還という愚策
第2章 島嶼防衛の鉄則ー海岸線に上陸させないこと
第3章 自衛隊と人民解放軍の「現実」を比較する
第4章 米軍依存と平和ボケの無限ループ
第5章 どうすれば「接近阻止」ができるのか
終章 真の独立国へ
---------------------------------------
アメリカとイランの関係が危ないが、
香港、台湾、尖閣の方も危ない。
台湾の選挙も11日に迫っている。
蔡総統、軍ヘリ墜落受け「国防軍事会談」招集 安全保障の徹底指示/台湾
まあ、幸福の科学総裁は、いろいろ語っていますので、
真実を知りたい方は幸福の科学の支部に行って、こないだの御法話を見ていただければと。
で、この本だけど、去年ブログに載せたと思っていたのですが載せていなかったので載せます。
北村淳氏は、非常に優れた軍事評論家だと思います。
とても参考になるところが多いです。
この本では、まず島嶼防衛では駄目、という事を語っています。
一度、占領されてしまった島嶼を奪還する事のリスクですね。
まあ、「空母いぶき」などでも奪われた島を奪還しに行って、敵の大群に返り討ちに合うような感じだったと思いますが、確かにかなり危険ではありますね。
うーむ、ただ、島を攻撃するのと守るのでは、たいていの場合、島は最後は袋のネズミになりがちなので、100%間違った作戦ともいえないかもしれないが。
危険なのは、そちらに戦力を取られ、全く別のところから攻撃を受ける可能性があるところでは?
基本的に、現在の中国軍に比較して、自衛隊の兵力が不足している事が一番の問題。
以前、北村さんが書いた本のように、トマホークミサイルを1000発くらい配備していたら、戦力の拮抗状態に持っていけたかもしれないが、日本の政治家で軍事に秀でた人などほとんどいないから、ちょっとダメでしたね。
新型地対空弾を沖縄に優先配備 中国想定、3年3月までに
実は「地対艦ミサイル先進国」日本の実力
しかし、問題なのは、数年後ではなく、例えば、今年何か起こったら!
といった問題でもあるのだよね。
相手の戦力がそろう前に攻撃するというのが非常に有効である事を知っているのは中国の方かもしれない。
そもそも現在の日本は、中国からミサイルの飽和攻撃を受けて対処可能なくらいミサイルの備蓄があるのであろうか? 1発撃ち落とすのに2発必要な事を考えてみても、防衛側は攻撃側より戦力が多くないと厳しい。今は逆の状態だろう。