「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本

  • 作者: 小宮 一慶
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2008/01/25
  • メディア: 単行本



以前、一度読んだ。
もう一度読んでみた。
私的な話で申し訳ないが、中小企業診断士の試験を受けるかどうか、ここ最近考えているのだよね。

「この、日本と人類の危機の時に試験勉強などしていてよいのか?」
という声も、聞こえない事もない。
ただ、自分としては、短期的戦略、中期的戦略、長期的戦略を立てて人生を生きるべきだと思っている。
常に、これらのバランスを取る必要があると思う。
火事場の馬鹿力も大事だが、持久戦の様な事も大事だよ。
仏法真理が超大事な事は当然として、日本の政治や国防も言うまでもなく大事、そして仕事上のノウハウ等も大事、更には日本の企業を繁栄させる事も大事である。

まあ、企業というものは非常に大事なものであって、人類の未来を切り開いていくためにも、栄えなくてはいけないものだとは十分思っている。
企業というものがあればこそ、一人一人が他の人に貢献し、人生を充実させる力となっている。
企業体の成長、発展が、他の人々への成長、発展に連結している。
これはまことに全体が繁栄するために効率良くできている。
当然、企業を今よりも良くしていく事は、人類のユートピア化に連携はしている事は間違いないのだ。
企業というか「組織」全体に言える事だな。

ちなみに、この本に言及すると、財務諸表のどこが大事と言っているか。
短期的な負債の返済能力
と、言っています。
流動資産÷流動負債=流動比率
とのことです。
これが100%以上でないといかんと。
ただ、
(現預金+すぐに売れる有価証券等)÷月商=手元流動性
のほうが短期的に大事であると。

会社は、負債が返済できなくなったら潰れる。
たとえ、「自己資本比率」が高くても。

その他、大切な概念としては、
WACC「Weighted Average of Cost of Capital : 加重平均資本調達コスト」
ROA「資産利益率=利益÷資産」
ROE「自己資本利益率=純利益÷自己資本」
などであろうか。

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日本経済等、全体的に国際競争力が昔に比べて低下しているが、はっきり言って、他国の人よりも努力が低下しているからでしょうな。
昔取った杵柄に胡坐をかいて、中国や韓国の人々の努力より劣っていると認識すべきです。
政府などに対しても、震災の時などを抜かして、あまりあてにすべきではないな。
人間はどうしても甘えてしまうからね。