むちゃくちゃ厳しい人である。
先見性のあることを言い、正しいことを言い、30歳になるかならずかで斬首刑である。
本当に「命がけの人生」そのものだ。
頭が下がることである。
当時の幕府としては、死刑にすることは見せしめの意味もあるのであろうが、当時の維新の志士たちは、死ぬことなど少しも恐れていなかった。たかだか140年、150年昔の日本である。
今の日本人が失っている「勇気」、「気概」、「若者たちの情熱」、そういったものが満ちていた。
今の日本はどうだろうか?
松陰先生は言っている。
”マザコン総理”など早く追い出せ。いつまでも置いていたら、男はもっと駄目になる。
きちっと、男らしい人に立ってもらわなければいけないと思う。
と。
確かに、男性の女性化に関しては、今の日本の本当に真剣に考えて直していかなくてはならないことだね。
「平和憲法を守れ」、「軍隊反対」、「日本は悪い国だった」などと言う人々が、この国の男性を弱体化している。
テレビもお笑い番組のような軟弱なものばかりだ。
また、男性のほとんどは経済の奴隷状態に近いかもしれない。
職場で上司に気に入られることを気にし、客に対しては神様のように対応せにゃならん状態。
秩序や社会の平和は守れるが、失っているものも多い。