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IT業界のための『工事進行基準』完全ガイド 基礎と事例と18の特効薬 [本(コンピューターシステム)]


IT業界のための『工事進行基準』完全ガイド 基礎と事例と18の特効薬

IT業界のための『工事進行基準』完全ガイド 基礎と事例と18の特効薬

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2008/10/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



●目次
【第1章】 SI契約、ソフト開発に変革の波
      1-1 ビジネスに変革迫る「工事進行基準」 IT業界に激震走る!
      1-2 97%が工事進行基準を適用へ大手ITベンダー39社緊急調査
【第2章】 工事進行基準の基礎と意義を学ぶ
      2-1 ソフト開発の実態を正確に表す「工事進行基準」を理解せよ
      2-2 三つの要件をクリアせよ「原価比例法」を押さえる
      2-3 虚偽記載のリスクが高まる留意すべき内部統制の観点
      2-4 プロジェクト管理力が問われる下請けからの情報収集が困難
      2-5 適切な原価管理は不可避見積もりの標準化が鍵
      2-6 ずさんな契約では適用できず進行基準は契約形態と関係ない
【第3章】 工事進行基準を巡る誤解を解く
      3-1 「適用できないのはダメ会社」は誤解工事完成基準が正しい場合もある
      3-2 「契約を細分化すればよい」に落とし穴実質的な取引の単位で切り分けるべき
      3-3 工事進行基準なら現場が疲弊するのかプロジェクトによって負担の調整は可能
      3-4 経理部門だけで適用は困難全社で取り組み迅速に仮説を検証
      3-5 原価の見積もりや見直しが決算数値に影響することを忘れずに
      3-6 外部取引先との関係に4点の注意事項 新会計基準を理解し適切な対応を
【第4章】 EVMで工事進行基準に対応する
      4-1 収益計上に不可欠な進捗把握 EVMの活用法を学ぶ
【第5章】 先進2社の事例から実務を知る
      5-1 【事例】ベリングポイント
    進行基準を適用する具体的方法
    九つのステップで案件を管理
      5-2 【事例】野村総合研究所
    95年に工事進行基準を導入
    プロジェクト管理力の強化実現

久々に仕事関係の本を読んだ。
世界的経営者になるのは近未来の話として、今は一介のサラリーマンだ、しょうがない。
ま、「工事進行基準」は、プロジェクトマネジメントに関係するので、一応知っておこうと思った。食べていくための勉強も必要です。

「工事進行基準」とは簡単に言えば、今までプロジェクトが完了してから、顧客の検収を経て入金があって初めて会社の会計に収益を反映させていた工事完成基準とは異なり、会社の決算期(4半期?)に、強制的にその断面時間でプロジェクトの途中であっても収益を反映させることになります。
まあ、まだお金もらっていなくても、その時までの推定利益(または赤字)を計上しなくてはならなくなるのです。
だから、請負契約、準委任契約のプロジェクト開始時に契約金額が必ず必要になります。
最終売り上げがいくらで、その時まで原価がいくらかかっているか、こうしたものが数字になって表現されていないといかんちゅーことです。

そもそも、「工事進行基準」は、建設業を対象にしているみたいですが、ソフトウェア開発も建設業みたいなものなので、実施されるらしいです。
しかし、このシステム開発業界は、理科系的仕事のようでありながら、けっこう「どんぶり勘定」なのですよね。ま、システム開発の見積り自体がけっこう難しいのですよね。原価の大部分が人件費で、建設業みたいに物理的な姿が見えないですからね。そして、仕様変更とか、要件漏れみたいなことは、ほぼ必ずに近いくらい起こりますから。

「工事進行基準」を求めるにはこれだ!!!
・原価比例法
・EVM. Earned Value Management:アーンド・バリュー・マネジメント

EVMなんぞ、情報処理PMの勉強の時以来だ。ちょっと忘れていた。EXCELで雛型を作っておけば将来、使用する時もあろう。

ソフト開発業界の夜明けも近い!!! かも。

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