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一勝九敗 [本(経営)]


一勝九敗

一勝九敗

  • 作者: 柳井 正
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/11/15
  • メディア: 単行本



まず、ユニクロではよく買います。自分はユニクロの服がけっこう好きで、普段も、職場もほぼ75%くらいユニクロの服を着ています。ま、はっきり言って、いろいろ選ぶのめんどうくさいのだよね。ある程度デザイン良くて、安価な商品であればいいと思っています。そういった自分にはぴったりあっています。ズボン(今は「パンツ」か・・)も、丈を直さないで、そのまま折って履いています。

しかし、自分はSEなので、アパレル業界の動向はよくわからないが、非常に素晴らしい経営者だと思う。
一流に昇りつめた経営者であるが、いばったようなところが全く見当たらない。商売人のサービス精神を失わない経営者であると思う。
特によいところは、現状に全く安住する気持ちが無く、ドラッカーの言うように、変化を自分で作り出している。こういった気概は、今の日本の経営に必要なことであろう。
変革を口に出す経営者は数多いが、大部分は無難な変革、口先だけの変革に留まっている。なかには変革といいつつも、社員はそのことについて全く知らない会社もある。大部分の社長は、数年で交代するサラリーマン社長だから仕方が無いのだろうか・・・。
私が特に思うのは、今のシステム業界かな。ま、それしかなかなかわからないのだが。。。
もう硬直しきっている会社が多すぎるよ。システム開発には多額の金がかかるから、リスク思考になるのはやむを得ないところもあるが、さっぱりしたところがないね。お客様は大事であるが、もう、必要以上に何人も常駐させてすべて常駐まかせになってしまっている。たまに営業が「どうですか~」というような感じで視察に来るだけだ。これって会社の意味あるのかねえ。経営者なら、社員、人材を最大限に尊重し、かつ、客先に敬意を払い、目標と変化を持って経営してくれ、と言いたい。
金融、システム業界、ここいら辺の経営者は、全部、総とっかえしてもいいんじゃないかな。

企業にとって大事な事は、「変化」であると思う。人々のニーズなど、日々刻々と変化しているのだから当然だ。新製品を出したり、新しいサービスなど、すぐに古くなってしまう。変化に対応できないとだめだろう。現状維持が大事な局面もあるが、中心概念は「変化」だ。
と、言うか、もう、自分で変化をつくりだす事だな。客に言われて、他からコンサルティングされて変化するのではなく、言われる前に、既に変化しているスピードが大事だな。

あと、今の日本の企業に必要な視点は、「世界に出る」という事であろう。もう、国内だけで満足しているような企業はだめだな。衰退だ。どうせ目指すなら、日本一ではなく世界一だろう。思うのは自由だ。日本の企業はことごとく世界企業を目指すべきだ、と私は思う。


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