SSブログ

腐敗する「法の番人」 [本]


腐敗する「法の番人」 (平凡社新書1050)

腐敗する「法の番人」 (平凡社新書1050)

  • 作者: 鮎川潤
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2024/02/19
  • メディア: Kindle版



はじめに
第1章 警察の利権
第2章 二の足を踏む検察
第3章 法務省と現場
第4章 誰のための裁判所か
第5章 司法の再生を考える
おわりに
------------------------

自分としては、普段、あまり読まない方面の本ですが、
さいたま新都心の紀伊國屋書店で立ち読みしていたら、何だか勉強になるなと思って買ってしまいました。本来、中公新書の『J.S.ミル』を買う予定だったのですが。

タイトルが『腐敗する「法の番人」』って事で、警察、検察、裁判所とかのマイナス点に特化して、いろいろ書かれている感じではありますが、ま、「腐敗」って程でも無い感じはしますがね。ただ何と言いますか、警察、検察とか裁判所って、音楽で言えば、ドラムとかベースみたいなものでしょうかね。
地味ではあるが、社会の土台に近い部分の役割をしているって感じですかね。
ここのテンポが狂ったり、
そもそも無かったりしたら、
それは厳しい社会になってしまうでしょう。

しかし、難しいよな~、
警察、検察、裁判所の人々って、究極の正しい人々であって欲しいよね。
ま、本当のところを言えば、
「仏神の心」がわかる必要がある。
更に突っ込んで言えば、
無神論者、唯物論者がやってはいけない職業とも言えます。

一応、民主主義社会では、多数決が重視はされます。
ただ、多数だから正しいとは必ずしも言えない。
数の多さとか、マスコミの意見とか、そのようなもので左右されるではなく、本当の正しさをもとに判定を下さなければいけない人々なわけです。

警察は仏神の戦士としての活動、
検察や裁判所は、仏神の判断を、この地上に降ろす。

いや実際、難しいですよ。
単純な善悪だけなら、そうそう難しくはないかもしれないが、
やむを得ないで悪を犯すとか、
LGBTQ をどう判断するかとか、
死刑をどう考えるかとか、
これ本当はですねえ、仏法真理をかなり学んで、
仏神からインスピレーションを得られるくらいに心を浄化していかないと職業として究極の形にはならないですわね。

うーん、死刑制度ですが、
自分はあった方がいいと思います。
「絶対に死刑にならない」
って事になると、犯罪の抑止は難しいでしょう。
例えば京アニの36人亡くなられた事件の犯人、
死刑じゃなくて、許されるかどうかですよ。


共通テーマ: