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日本の経済政策-「失われた30年」をいかに克服するか [★本(経済)]



日本の経済政策-「失われた30年」をいかに克服するか (中公新書 2786)

日本の経済政策-「失われた30年」をいかに克服するか (中公新書 2786)

  • 作者: 小林 慶一郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2024/01/22
  • メディア: 新書



第一章 バブル崩壊と不良債権処理の遅れ
第二章 長期化するデフレ
第三章 世界金融危機
第四章 格差拡大と長期停滞
第五章 「失われた30年」とは何だったのか
第六章 日本経済のゆくえ
終章  縦割り主義から「再帰的思考」へ

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国の経済政策が、バシバシ的中し、
経済成長はグングン進み、国民は豊か、企業は繁栄し、国の財政は健全、そういった国家は、経済面ではかなり理想国家に近いと思う。
そして、そういった経済繁栄の土台を政治が創り出せているならば、政治による経済政策面でも、世界のお手本になるべき国であるとは思う。

ただ、今、世界を見渡して、そういった国があるか? と言われると、難しいですよね。
アメリカが政治、経済では世界のリーダーではあると思いますが、必ずしも世界中のお手本になっているか?というと、そうでも無いか。
ま、30年以上前であれば、日本経済が、幾分、世界のお手本に近い部分もあったと思いのだが、それも長く続く事は無かった。

日本の経済の低パフォーマンスについては、
この本だとか、あと、バランスシート不況の事を言っているのはリチャード・クー氏の『「追われる国」の経済学』などでしょうか、そういった本とかにも書いてありますね。
大川総裁も、経済については数多く、過去述べていますので、かなり原因については明らかになっているとは思います。

しかし、最終的には経済政策等の実施になると、
「やってみなければわからない」という事にはなりますね。
そして、人口問題や、資源・エネルギー問題、環境問題など、けっこう回答を出すには時間がかかる事は多いです。

要するに、地球レベルで政策の横並びは、やめた方がいいですね。
うまくいけば全部がうまくいく、失敗すれば全部が失敗する、
それだと困ります。

少子高齢化
財政赤字
ここいら辺は、もう待ったなしですね。
無駄な「バラマキ」、政策は本当に止める必要があるでしょう。
ま、この本であは否定していると思いますが、MMTなど、結局、やけくその政策ですよね。
それでうまくいくんだったら苦労しません。
問題外です。

うーむ、
で、「失われた30年」をいかに克服するか
ですが、結局、どうすればいいんでしたっけ?
その2へ続く。


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