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自民と民主がなくなる日―永田町2010年 [本(日本の政治)]


自民と民主がなくなる日―永田町2010年 (幻冬舎新書)

自民と民主がなくなる日―永田町2010年 (幻冬舎新書)

  • 作者: 歳川 隆雄
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 新書



第1章 麻生政権誕生の裏側(すべては麻生に託された;福田の様子が「おかしくなった」日 ほか)
第2章 暗躍するフィクサー(自民党迷走の始まり;安倍・麻生VS.森・青木・中川 ほか)
第3章 分岐点―福田VS.小沢(大連立失敗後の2人の党首;与党への逆風 ほか)
第4章 派閥の論理(与謝野馨VS.中川秀直;財政再建をめぐる応酬 ほか)
第5章 政界再編のシナリオ(アメリカの金融危機で崩れた早期解散のシナリオ;くすぶる公明党「矢野問題」 ほか)

現在、自民党の麻生太郎内閣が、なんとかやっていますが、今後、2~3年の政局は? と、問われると、「全くわからない」というのが正直な感想です。
おそらく、麻生さんは、外交・安全保障で高得点を上げない限り、解散しないでしょう。場合によっては、ぎりぎりまで持っていくか、任期満了までやるかもしれません。やはり、過去世は、武田信玄の一番弟子ですから。しかし、残念なのは、アメリカの政権が民主党になってしまったことでしょうね。共和党とならうまくやれたと思いますが・・・。

まあ、しかし、ある程度の長期的視野に立つと、この本にもあるように、日本の自民党・民主党の政界再編は避けられないのではないかと考えます。自民党にしても、民主党にしても、そうとう受け入れの幅が広い状況ですので、いずれにせよ、右から左の幅はそうとう広い。
自民党など、本来はいくつもの政党に分かれていてもおかしくないと思うのですが、保守党(この概念もイマイチよくわからなくなりつつありますが・・・)ということで一つになっている。
民主党などは、保守なのか革新政党なのかよくわからんと思います。

ただ、やはり、政治の根本は、国民の幸福と、世界への貢献にあるでしょう。
方法論はいろいろあるかもしれないが、目的は同じはずです。
理想と現実は違いますが、限りなく理想に近づけていこうとする政治家一人一人の努力が必要です。もちろん国民の努力あってこそですが。

今の日本は、本当に国民一人一人が意識を高めていかないといけない時期に来ていると思います。
特に、若者のやる気と倫理意識、道徳、秩序、愛国心、こういったものを高めないとだめですよね。
これは戦後教育の大問題ですが、主にマスコミや一部の学者の馬鹿な自虐史観が影響しています。自分の国の過去を否定して、軍備を持つことを認めず、命をかけて自国を守ることの価値観をあざ笑っている感じがします。
これが実に巧妙に日本の中枢部分を蝕んでいます。

憲法9条改正は、今すぐにでもやるべきです。自分の国を守る自衛隊の意識を低下させてはだめですよ。
5年間、命がけでイラクに派遣されて、それが自分の国で違憲とされて、それじゃ、自衛隊はなんなんだ、という事になりますよね。普通に考えたら、やる気がなくなりますよ。

旧帝国陸海軍を否定するのは、ぼちぼちやめましょうや。普通に考えて、太平洋戦争は、必ずしも悪魔的な戦いではないはずです。日本としては、やむにやまれず戦った部分がそうとうあります。負けたからと言って完全否定するのは馬鹿げています。
かつての日本を否定する人々に問いたい。
中国が欧米諸国に蹂躙されていて、日本もそうなるべきだったのでしょうか? と問いたいです。

また、本の内容と随分ずれてしまった・・・。


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