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JAL崩壊 (文春新書) [本(経営)]


JAL崩壊 (文春新書)

JAL崩壊 (文春新書)

  • 作者: 日本航空・グループ2010
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/03/17
  • メディア: 新書



ま、北朝鮮や中国の脅威も大きな問題です。
ただ、一人一人の日本人の皆さんにとっては、日々の会社の仕事、日々の職場の人間関係、会社の業績、そういった事も、実際は大きな問題となっている場合も多いと思います。
言論の自由や信教の自由が無くなることに比べたら、些細な事かもしれませんが、やはり会社や職場が地獄的なものばかりでは、人々も、社会も幸福にならんし、国も発展しないし、希望溢れる未来もやって来ないですよね。

この、JALの場合は、いろいろな問題が複合的要因となって会社を蝕んでいってしまった様な感じがしますね。会社全体が奪う愛の人々の寄り合い所帯になってしまったような。

・経営感覚の無い国の介入
・あまい経営
・機長、副機長の威張り度数
・理解の無い恐いMGR
・組合の闘争
・左翼勢力の介入

など、問題は少なくはないでしょうね。
松下幸之助さんの霊言『松下幸之助 日本を叱る』にはJALの再建方法についていろいろアドバイスが載っていますので、今後の再建計画の一助にしてもらえればいいと思いますが、自分なりにも考えてみました。

まず、完全に個人的な思いですが、
機長が特権階級すぎだね。
甘過ぎだよな。
航空機のパイロットなど、本当はもっとずっと謙虚でなければ駄目だよな。
飛行機飛ばすのにどれだけ多くの人々の協力があって飛ばせているのか、航空機のパイロットならわかるはずです。
機体の整備。
エンジンの整備。
燃料員。
アビオニクス(電気系統)整備。
航空管制。
などなど、自分一人ではとても飛ばせないはずです。
給与体系おかしいですよ。
パイロット完全に高すぎます。飛行機飛ばすのにパイロットは全体の中の一人にしか過ぎない事を悟るべきでしょうね。
それに自分のお金で訓練してきたわけでも何でもないのでしょう。

次に、これはJALだけではないけれども役所的な会社になってしまったら、もうその会社は土台から変革が必要な時でしょうね。
ドラッカー的に言えば「顧客の創造」を忘れてはいけないし、売上-費用を黒字にしなくてはいけないのは当然の事です。
会社が赤字なのに給料や年金を沢山もらうなどという事は有り得ないですよ。
社員ではなくて個人契約しているなら払わにゃイカンでしょうが、社員だったら会社と運命共同体だからねえ。

あと、JALの組合もやり過ぎですな。
そりゃ倒産するだろ、という感じです。
日本の左翼は日本を貧しくし、国力を衰退させているが、会社の左翼や極端な組合も全く同じだな。
個人の権利ばかりを主張しても、全体を見る目が全く無いと、その先は玉砕だ。

まあ、そうですねー。
それと、全体的に今の日本の大企業の問題として大きいのは、プライドが高い人が多すぎるかもしれんねえ。
大企業とか高級?官僚とかにも全般的に言える事だけど、ちと「自分は~の社員だぞ」という感覚持っている人が多すぎかもしれない。
人間としての根源的なプライドであればいいのだけれども、「~で働いているから自分は偉いのだ」と思ってしまう人は、もうそれ以上の発展は無いだろうねえ。随分低いレベルの優越感だよな、それは。

今後の日本は、どこに勤めているから偉いのだ、という感覚はもう廃止したいね。
大企業や官庁と言えども、いつ倒産するか、廃止されるかわかりません。
自分の感覚では、一企業の繁栄や一官庁の繁栄、発展のために一生を使うのは大変勿体無いし、もっと大きな事のために生きないとつまらんだろ、という気持ちがあります。

大部分の会社や官庁は、はっきり言って、無くなっても、いくらでも代わりはあると思うのです。
大企業や官庁とかで働いている人は優秀だと思いますが、まだまだ全然、力が有り余っている状態だと思います。

その有り余っている力を、幸福維新のために貸してくれい!!!
と言いたい。
日々の職場の仕事程度で満足しないでもらいたい。
給料もらう仕事は、当たり前の仕事であり、それにプラスして、それより遥かに大きな仕事もしていくべきです。
優秀な人程、あえて他の人から馬鹿にされるような大きな活動をしなくてはいけません。
(その点では左翼は職場の外でもがんばってるか・・・。しかし頑張る方向性が全く逆だ)

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