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世界の艦船 2010年 05月号 [「世界の艦船」]


世界の艦船 2010年 05月号 [雑誌]

世界の艦船 2010年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 海人社
  • 発売日: 2010/03/25
  • メディア: 雑誌



中国海軍が1985年に提起した「海軍発展大戦略」ですが、以下の様になっているとのことです。

第1歩 2010年まで
確実な基礎固め。各種艦艇の研究開発と人材育成。
第一列島線内の海域をコントロールできるようつとめる。

第2歩 2025年まで
大型戦闘艦艇、支援艦艇の建造。コントロールできる海域を第二列島線まで拡大。

第3歩 2050年まで
本格的な空母機動艦隊保有。第二列島線突破。
ベンガル湾、インド洋から中東、アフリカへの海上交通路を確保。

→第一列島線、日本列島、沖縄、台湾、フィリピンのライン。
→第二列島線、日本をすっぽり覆い、太平洋上の硫黄島、グアム。

まあ、中国海軍も、ここ20年の軍拡で基礎固めはできたのかもしれません。
昨今は結構、日本近海までは乗り出してきているので、次なる段階は第二列島線までの進出でしょう。そのためにも中国は空母を保有したいらしいのです。
かと言って、今年建造を開始して翌年から使える程、空母の建造と運用は簡単ではありません。
空母に載せる航空機の建造も必要ですし。
空母と航空機の建造に10年前後、その後の訓練、運用準備に5年、合わせて15年くらいとなると2025年に間に合わせるためには今年くらいから建造に取り掛からねばならないとの事です。

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以下は自分の考えですが、
イギリスとフランスが共同開発しているクイーン・エリザベス級空母、イギリスでは2隻建造するそうですが、うち1隻を海上自衛隊で買いましょうよ。
どうもイギリスは予算が厳しいらしいので。
イギリスなら日本が買うと言えば、たぶん売ってくれるでしょう。
世界の人々も中国の軍拡はおかしいと感じているはずです。
日本の防衛のためならイギリスは売ってくれると、自分は思いますね。

アメリカのニミッツ級よりは小さいが、フランスのシャルル・ドゴールよりは大きい。
満載排水量は65000㌧。
動力は原子力ではなく通常タービンなので日本でも受け入れ易いでしょう。
F-35B×36機、早期警戒機×4機の構成でいい。
今からいろいろ計画して2020年には運用を開始したい。

やはり海に囲まれている日本こそ空母による防衛体制は重要ですよ。
石油に依存しているうちは、どうしてもシーレーンは確保しなくてはいけませんし。

国家予算厳しいですが、子供手当て1年分より遥かに安いです。
それ以下で空母と艦載機は確保できます。
子供手当ては初年度で2兆2500億円で、翌年からは倍の4兆5000億円ほど必要になる予定だそうですが、この空母の建造費は約4000億円だそうです。
F-35Bの価格が高騰してるのが気になりますが、仮に140億円で70機だとしたら約1兆円か。
(大雑把な話ですが)

ちなみに軍事評論家 兵頭二十八氏は、F-35だと小型軽量の「B61」水爆が搭載可能になるそうな事を言っている。

・クイーン・エリザベス級空母
・F-35
・B61

まあ、この3つを持っているだけで、相当な抑止力にはなるのではないかな。
北朝鮮も中国も、うかつには手は出せないと思います。
もちろんより良い別の組み合わせがあるならそれでもいいですが。

日本が中国の属国になるかならないかの瀬戸際ですので最低限必要な措置は取りたい。
まずは日本と日本国民が22世紀に向けて生き残らねばなりません。