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私の第七艦隊【日高義樹 著】 [日高義樹さんの本]





この本は、日高義樹さんの「アメリカ海軍」との出会い、ワシントンとの係わりの生い立ちも載っていて、今までの氏の本とはちょっと違った視点でも語られていておもしろかった。
当初は、40年くらい前の佐世保に遡ります。
駆け出しの日高氏は、血気盛んな性格だったようで、NHK福岡支局から佐世保に左遷させられてしまいます。そこの古本屋でのナター中尉との出会いが、すべての始まりでした。ナター中尉は後に第七艦隊の司令官になります。ナター中尉に紹介された人々も次々に出世していきます。
本当に、"縁"というものを感じますね。
日本人としては、日高さん程、アメリカの空母や原子力潜水艦に乗船させてもらえる人は居ないでしょうね。あと、アメリカ軍の高官や、ワシントンの高官とも頻繁にインタビューできる人としても。

自分が日高さんに好感を感じるのは、いろいろアメリカの友達が増えたり、アメリカとの接触が長くなっているにも関わらず、最終的には日本をどうするか、自衛隊をどうするか、といった視点を忘れていないとこですね。

あと、本当に日本は第七艦隊を中心としてアメリカに守られていたのだなあ、と実感します。本来、自分の国は自分達で守らなくてはならないのですが。そういった視点で、自分はアメリカ軍や、アメリカ艦隊を見ているので、「感謝」の気持ちがあるのですよね。
できれば、日高さんの様な、日本とアメリカの人間的架け橋となる様な人にどんどん活躍して欲しいですよね。特に、軍隊系の架け橋は絆も深い様な気がします。
60~70年前、太平洋を舞台に、日本とアメリカは死闘を繰り広げていたのは「つわものどもが夢の跡」といった感がありますよね。

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自分は、インド洋の海上自衛隊の補給は、何としても続けるべきだと思います。
自分達のタンカーが一番影響ある場所で、「一抜けた」するなんてずるいですよ。中国海軍の今後の影響力も考えると、ここで止めるのは絶対マズイです。その法案通すだけでも自民党を応援します。それだけ価値があると思います。
国連中心主義は、現状を考えると、はっきり言って機能しませんし、日本にとってはかなり不利です。中国が常任理事国だからです。
小沢一郎が総理大臣になったら、日本は中国の属国の様になってしまう可能性があります。日米同盟も危うい。
かつて、日英同盟がワシントン会議の、日本、イギリス、アメリカ、フランスによる四カ国条約の締結により解消されてしまった事は失敗であったと思います。日英同盟が継続されていたらアメリカとの戦争も回避できたかもしれないし、日独同盟もなかったはずです。
同じ様な過ちを繰り返すべきではない。



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