SSブログ

Voice (ボイス) 2008年 10月号 [雑誌]


Voice (ボイス) 2008年 10月号 [雑誌]

Voice (ボイス) 2008年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/09/10
  • メディア: 雑誌



アメリカ発、サブプライム問題等あり、ここに来て日本の経済も、ある程度、停滞しているように感じます。
ただ、実際、日本の企業を見ると、別に調子は悪くはないのではないか? と感じもします。
大きな問題点は、
世界的な金融危機のあおりを受けている。
という点と、
自民党が弱っていて民主党が政権を取りかねない。
この2点かな。
最初の金融は、これは純粋に信用に裏づけられたお金の量が減るということで、回復を待たなくてはならないでしょう。
ただ、2点目ですが、これは国民の意思によって少しは何とかなるかな? という気もします。
経済にとって大事な事は、政権が安定しているということです。政権が、右に寄ったり左に寄ったりしていては経済安定も、安定した成長もないでしょう。過去の歴史を見ても、長期政権の時に一番経済発展しています。

与党にお灸を据える、という国民の感覚はわかりますが、政権交代までいくと、良いことばかりでは当然ありません。かなりの混乱が発生します。それを覚悟で政権交代なら、それはそれで仕方がないですが、大部分の人々は、そんな覚悟は無いのではないでしょうか? 細川政権時のゴタゴタがまた発生するのか、と思うと、経済成長などあったものではありません。基本的に、民主党と言っても、党首の小沢氏は、もともと自民党なのだから、自民党以上の成果を上げることはかなり難しいでしょう。しかし、日本の政治をぶっ壊す、この手腕にかけては小沢氏に勝る人はいないですね。政界再編もかなり可能性高いですね。

まあ、以下はちょっと古いvoiceになってしまいましたが、 『”GDP創出”の経済学』(若田部昌澄) を読んで感じたことです。
まず、政府の成長戦略ですが、これは可能かどうか、という点ですが、可能という考えと、不可能という考えの両方あると言っています。可能の根拠は、過去の日本の急激な経済発展ですが、これは政府が通産省主導でやったという考えですね。実際、全く意味が無かったとは思いませんが、政治主導型だったかと言うと、そうでもないでしょう。やはり、それなりの企業家が、不利を承知で続々と出て来たことでしょうね。
ただ、政治主導の経済成長が、不可能と言い切るのも、それも言いすぎでしょう。それなりに強力なリーダーシップを発揮すれば、日本全体を急発展させることも可能と思います。そして、リーダーシップと同等に大事な事は、”国民の創造力を最大限に伸ばす”、ということは大事なことですね。この点はかなり賛同します。

1億3000万人もいるのだから、その人々が夢と希望を持って、困難にぶつかっていけば、かなりのことは可能でしょう。制度が悪けりゃ変えればいいし、不幸な人々が多けりゃ、幸福な人々を増やしていけばいい。
要は、経済発展には夢とか希望が必要ですよ。がんばって努力すれば夢がかなうと言われれば、今、少し苦しくても人間、がんばるでしょう。不平不満も抑えるでしょう。

日本もそろそろ独自に未来計画を立てなくてはいけません。けっこう、世界レベルで、日本のレベルはかなり高い位置にいるのです。2番目、3番目のことばかりでは経済の勢いとか、国民の士気とかが今ひとつなのです。世界のパイオニア的発想をしていく必要があります。もはや敷かれたレールを走っているだけではだめなのです。


共通テーマ:日記・雑感