SSブログ

幸福の法―人間を幸福にする四つの原理 [仏法真理(法シリーズ)]


幸福の法―人間を幸福にする四つの原理

幸福の法―人間を幸福にする四つの原理

  • 作者: 大川 隆法
  • 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
  • 発売日: 2004/01
  • メディア: 単行本



今の世の中、政治も経済も混乱していますが、まあ、そういった時は、いたずらに環境に期待しすぎないで、こつこつと内面を深めるのがよいかと思います。
この本は、大川先生の法シリーズとして、2004年に出版された本です。
目次は以下の通りです。

目次
第1章 不幸であることをやめるには
──運命を超える方法
第2章 ワン・ポイント・アップの仕事術
──仕事ができる人になる四つの視点
第3章 人間を幸福にする四つの原理
──現代的四正道 「愛」「知」「反省」「発展」
第4章 幸福の科学入門
──「幸福になる心のあり方」を、すべての人に

まあ、この本の中心は第3章と4章だと思います。
ま、仏法真理の入門くらいの内容ですが、基本の部分なので普遍的だし、当然、奥が深いです。
主に、心の法則の部分が述べられています。
「うわー、洗脳されちゃいそうで恐い」と思う人も、もしかしたらいるかもしれませんが、そういうのとは違います。

ま、人間の心というものは、ただ何となく存在するわけではありません。
この世に、物理学のいろいろな法則があるように、人間の心というものも、法則の中に存在するものなのです。
それでね、その法則の中にあれば心は幸福を感じるし、法則からずれてしまったら不幸を感じるようになっているのです。
それで、その法則を4つにまとめたのが、現代的の四正道 「愛」「知」「反省」「発展」なのです。

「愛」
これがまず幸福の柱ですな。
なんだかんだ言ったところで、愛ある人生は幸福の源です。
人間である限り、愛について意識的にしろ無意識的にしろ無関心ではいられないでしょう。
(ただ、ちょっと勘違いしないでもらいたいのは、愛と言っても「男女の愛」だけのことを言ってるんじゃないですよ。もうちょっと人として普遍的な愛を言っています。好意を持つとか、家族とか、友達とか仲良くやるとか、そこまでひっくるめて愛と言っています)
ただ、この愛ですが、前のLibertyの記事にも書いたけど、根本的に2つのベクトル(方向性)を持っています。「与える愛」と「奪う愛」です。「与える愛」は、その名の如く、自分から他の人へ善意を与える、ということで、これが増えれば天国に近づいてよろしいのですが、問題になりがちなのが「奪う愛」の方です。この人から好意を受けたい、とか、誉めてもらいたい、認めてもらいたい、要するに他の人から~してもらいたい、という気持ちですね。これ人間心ではあるのですが、あまりこれがいきすぎちゃうと、心がブラックホールの様になってしまうのです。太陽と逆ですね。
やはり、人間の心の幸福の基本は、太陽の如く、与える愛の心の方なのです。
これ、ずれちゃうと必ず心がすさんでしまいます。
人生、一面は修行でもあります。もらえなかったら逆に「与える愛」の能力を高めるに越したことはありません。も、あまり人からもらうことを期待するのはやめよう。どれだけ与えられたか、を尺度にしていこう。

「知」
ここで一番大事なのは仏法真理の知識、知恵です。
たとえば、「与える愛」と「奪う愛」のことを知っているだけでも、かなりの前進です。知らなかったらどうしようもありません。流されるだけで何十年も過ぎてしまいます。人生を素晴らしくするこの「知」は、人に伝えることもできます。
とても大切なものなのです。

「反省」
この「反省」を、ただ単なる道徳的な教えだと思っていたら、それは大違いです。物理的な力を持っています。
たとえば、何十年もヤクザな生活をしていて、人に迷惑をかけ、わがまま放題に生きてきた人がいるとします。ただ、人生、あるきっかけを期に改心したとしましょう。「これからは他の人の幸福のために生きる!」 心の底からそう思って、過去を反省し、自分を改めようと努力したとしましょう。
実はこれ、霊的に見たら大変なことなのです。ブラックホールから光が出始めている様な感じです。
もうちっとズバッと言ってしまえば、自分の心の闇に取り付いていた悪霊を外す力を持っているのです。
心とか霊とか言われるものは、波長同通の法則というものがあります。自分の心の状態に似たものを引き寄せるのです。ま、悪いことばかり考えていたら、それ相応のものが自分の心に吸血鬼のようにひっついてしまっているのです。
それを取り去る行為が「反省」なのですね。
当然、そういったものを取ったら、心は平和になるし、運命も好転していきます。

「発展」
上の3つを踏まえて発展することが大事になります。
ブラックホールから光が出て、光が大きくなり、その後、その光を他の人にもおすそ分けしていくためですね。「与える愛」を更に大きくしていく行為とも言えます。個人に留まらず、社会全体を良くしていくために「発展」が、どーしても必要なのです。

以上、さらっとではありますが、四正道について述べてみました。
実は、これはとてつもなく大切な教えであります。
「愛」、「発展」→キリスト教が世界宗教になった教え
「知」、「反省」→仏教が世界宗教になった教え
この意味、わかりましょうかねえ。


共通テーマ: