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オバマ外交で沈没する日本【日高義樹 著】 [日高義樹さんの本]


オバマ外交で沈没する日本

オバマ外交で沈没する日本

  • 作者: 日高 義樹
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本



第1章 オバマは北朝鮮と正式国交を樹立する
第2章 オバマは日本防衛に関心がない
第3章 オバマの中国戦略は失敗する
第4章 オバマは中東から追い出される
第5章 オバマには世界戦略がない
第6章 日本はどうする?

日高さんは何度も述べているが、アメリカ軍は、徐々に日本を離れていく。
まあ、第七艦隊はまだ健在だが、三沢、横田、沖縄のアメリカ空軍の役割は低下し、ハワイ、グアム、アラスカの後方へ下がっていく。
中国や北朝鮮のミサイルに近すぎるというのもある。
台湾の対岸には3000発の中国のミサイルがあり、北朝鮮のノドンは200~350発程度あると思われる。
そうとうな数の迎撃ミサイルがないと対処できない。
また、中国は既に大陸間弾道核ミサイルを持っているため、中国といざこざを起こせば核戦争の危機もある。
故に、アメリカも日本を守るという意識が低下している。
台湾や韓国も、どこまで守るか定かでない。
少なくとも、ブッシュの時に比べて、ものすごく極東の安定に対して意識が薄くなってしまった。

チャス・フリーマンという天安門事件を養護する人物を国家情報会議の委員長にオバマ大統領が任命した時は、さすがに非難轟々で、その人事は引っ込めたらしい。
ヒラリー・クリントンが中国を訪れた時も、中国に対して人道問題には全く触れなかった。
商務長官は、ゲイリー・ロックという中国系アメリカ人としてアメリカ史上初めて州知事に就任した人物との事だ。
とにかくオバマ大統領は中国寄りで、日本に対する意識は低い。

軍事に弱いのもオバマ大統領の特徴で、10人以上に国防長官の依頼をしたが、全員断られているそうだ。
民主党に軍事専門家が少ないのと、軍事に疎いオバマ大統領のもとでは仕事ができないと思われたからだとの事。

日高さんは後半で、国連の無能さにも言及している。国連と国際政治は全く別物らしい。

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この様な中、日本では衆議院選挙が行われるわけですが、一番危険なのは民主党が政権を取ることでしょう。
鳩山総理なんてことになったら、日本は世界から孤立する。
インド洋の給油活動は行わず、ソマリヤ海賊対策もせず、日米安保は決裂寸前、自衛隊は弱いまま。
北朝鮮に白旗を揚げ、中国には恐くてものが言えない。
民主党も、国民の生活を第一にするなら、北朝鮮の核開発を断固として阻止せよ。自衛隊で日本を守れ。

アメリカと対等になりたいなら、第七艦隊、アメリカ第五空軍、海兵隊が日本から去って行っても大丈夫なくらい自衛隊を増強せよ。台湾、韓国、北朝鮮等の有事の際の行動規範を示せ。

小沢さんも岡田さんもアメリカに対して、随分強気に言ってますが、本当に日本の国防、外交政策を考えているのでしょうか? アメリカ軍が日本に居ることで、どれだけ日本が守られてきたか全く分かってないです。超危険です。



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