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成功は一日で捨て去れ [本(経営)]


成功は一日で捨て去れ

成功は一日で捨て去れ

  • 作者: 柳井 正
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/10/15
  • メディア: 単行本



第1章 安定志向という病(玉塚新体制へ託した成長;3年ぶりの社長復帰 ほか)
第2章 「第二創業」の悪戦苦闘(なぜ再度、社長をやろうと思ったか;経営者を育てるのは難しい ほか)
第3章 「成功」は捨て去れ(再強化・再成長のための3つのエンジン;素材を生かした商品開発 ほか)
第4章 世界を相手に戦うために(ロッテと組んだ韓国への出店;成長が見込めるアジア市場 ほか)
第5章 次世代の経営者へ(H&M襲来は大歓迎;子会社3社統合は再生の第一歩 ほか)

さすが柳井さん。
ガッツのある社長です。
現状に満足せず、常に上を目指して失敗を恐れずチャレンジしていくとこがすごい。
今は、あっちもこっちも経営が苦しい会社がいっぱいあると思いますが、ま、夢が小さいことも大きな原因の一つでしょうね。
自分もユニクロの服はかなりの頻度で買っています。
というか、ほとんどユニクロ以外では買ってないです。
柳井さんの様な社長の下で働くということは本当に社員としては素晴らしいことです。

昔から何度も言ってますが、特に、金融系会社とシステム会社は、もう官僚制に埋もれている状況です。
40代後半から50代、60くらいまで、一番金と権力を持っているサラリーマン世代、これ何とかならんかね。
「信仰」が無いので善悪の感覚があまり無いし、奇抜なアイデアとか未来志向も持って無い。
本当に、ここいらの世代の人間が変わらないと日本の発展も無いな。
もう、その世代の感覚を変えていくのは難しいのかもしれない。

20,30,40代前半くらいまでの年代が、今後の日本を変革していくしかないのかな。
ただ、若い人たちは、結構、年配の人々に軽く見られて、自信を失っていることも事実だと思う。
現代は知識社会となっているため、企業や組織に入っても、すぐには活躍できない状況になっているからな。

大川総裁もこないだの御法話で語られていたことだけど、今のエリートはもうその役割を果たしていないわな。
「失敗を恐れる」
「批判、非難を恐れる」
これで、全く日本社会の成長エンジンを止められてしまっている。

基本的に、民主主義社会とは、自由主義社会であり、やれる人はどんどんやるべきだし、発展できる人はどんどん発展する方向に進むべきである。
年齢、性別、学歴、職歴、会社の役職等は、あまり気にしなくてよいと思う。
ただ、この世界の変革に一番大事なことは、「徳ある人を社会の上の方に持ってくる」これだと思う。

タグ:ユニクロ

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