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いまアメリカで起きている本当のこと [日高義樹さんの本]


いまアメリカで起きている本当のこと

いまアメリカで起きている本当のこと

  • 作者: 日高 義樹
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2011/03/19
  • メディア: 単行本



第1章 アメリカは日本が核武装してもかまわない
第2章 アメリカは日本を信用できなくなった
第3章 アメリカは「金本位制」に動いている
第4章 アメリカ経済はもう一度悪くなる
第5章 アメリカの新しいオフショア戦略が始まる
第6章 2012年は保守勢力がさらに大勝する
第7章 次は共和党の大統領が選ばれる
第8章 オイルシェールを地下深くで天然ガス化した
第9章 アフガニスタンはアメリカの全面戦争になった
第10章 中国とアメリカが衝突する
第11章 中国の軍事力には重大な欠陥がある

表面的には日米安保は続いているし、震災では第七艦隊が救援に駆けつけたりしてくれてはいる。
ただ、政治の深い部分では、日本とアメリカの間に大きな亀裂が入っている事は疑い様がない。
形式的なものではなく、心の奥底の信頼関係の部分だ。
これは、アメリカ側にも日本の側にも両方に責任はあると思う。
アメリカはオバマ大統領が、かなり個人的感情のレベルで、日本より中国に親近感を持っている点があげられる。そして、基本的に日本やドイツとか同盟国に関心があまり無い。
黒人が差別されていた時代の何かを引きずっているのか、過去世のトラウマか、どうも身近な人以外はあまり信用しない性格の様だ。
フレンドリーなアメリカンジョークも無い。
また、今のアメリカの民主党は、そもそも外交政策に関心が薄い。
立場上、世界に関心を持たないわけにはいかないが、本質的には外交からは逃げ腰に見える。

日本の方は、当然ながら日本の民主党政権による反米的な態度がアメリカを物凄くいら立たせてしまった。
特に、日高さんが言うには、日本の民主党政権が日米間の核の秘密協定を暴露してしまった事が、アメリカの政治家、軍人を相当、怒らせてしまった。
インド洋からの撤退、普天間基地の迷走、鳩山の発言、小沢一郎の中国詣で等の影響も大きいが、一番のマイナスは秘密協定暴露だろう。

アメリカの核戦略の上に日米安保もあるのであって、アメリカの核の傘の下に入りたく無いという事は、日米同盟の破棄、独自の核武装を目指すのか? と、アメリカの政治家や軍人が考えるのは当然の事です。
ただ、民主党政権は、そこまで考えていない。
岡田などは国益など考えた事もなかったのだろう。
思いつきでやっているだけ。
これがどれ程、低レベルの行為に見られているか、民主党政権の人々は全くわかっていない。
鳩山、菅、岡田、仙石、小沢一郎等、まるでママゴトをやっている様な感じで政治を行っているが、その低レベルさが、本当にアメリカの政治家、軍人には信じられないのです。

戦後の日本は、軍事的な事をほとんど考えず、「何かあったらアメリカが勝手に戦ってくれるだろう」という、非常に子供じみた甘えの時代が続いてしまって、政治家もマスコミも国民も、極端に外交音痴、軍事音痴、安全音痴になってしまった。
そのもとをたどれば戦後の左翼教育に行きつくのだろう。
『教育の法』で立ち直らせないとどうし様も無い。

今後、アメリカの政治がどう動いていくか、まだ明確にはわからない。
保守がもり返しているが、次期大統領選挙でオバマ民主党の言論に打ち勝てるかどうかわからない。
そして、アフガニスタン戦争をどう終わらせていくか、北朝鮮、中国、イラン等にどう対処していくかどうか予断を許さない状況である。

日本も、震災からの復興だけに留まらず、国防上の備え、更なる震災に対する備えは確実に抑えていかねばならない。
日本国民は、マスコミの幼稚な意見に流される事なく、「本当に大事な事は何か?」という事を見抜いていかねばならない。

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ところで、本日、下記ビラを配布した。
【政策チラシ】「日本再建」宣言~震災復興から日本再建に向けての大胆提言


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