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池上彰のアフリカビジネス入門 --- その1 [★世界各国事情]

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【目次】
世界中が今アフリカに注目しているって、知ってましたか?巨大ビジネスのフロンティア、豊富な資源と10億人の巨大市場!
1 「アフリカ」のツボが、さっぱりわからない日本人のためにJICAの宍戸健一さんに聞きました。これだけ押さえておこう!9つのポイント
2 日本が解く!アフリカの課題その1 物流インフラの整備
3 日本が解く!アフリカの課題その2 主食の自給自足
4 日本が解く!アフリカの課題その3 地熱発電で電力の普及を
5 日本が解く!アフリカの課題その4 商売の前に「市場の創造」
6 アフリカに好かれている日本だから援助もビジネスも、もっと JICA田中明彦理事長とりあえず、アフリカに行ってみませんか?

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しかし、日本はすごい雪だ。
関東でこんなに降るの、超久しぶりですな。

ところで最近は、既成概念にとらわれないビジネスについて考えたりしているところです。
で、意識としては日本人離れした『池上彰のアフリカビジネス入門』なる本を挙げてみたい。
非常に勉強になる本です。
今までアフリカについて、さっぱりわからなかった人も、これを読んでおけば、アフリカという大陸が身近なものになっていくと思う。

はっきり言って、今の日本人にとってアフリカは意識の外にあるのだよね。
アメリカ、アジア、ヨーロッパは、すぐに意識には登るんだけど、アフリカはかなり忘れられているところがある。
今回のソチオリンピックでも、どうもアフリカは縁が薄くなってしまいます。

ただ、やはりそれではいかんだろう。
今は経済的にも、文化的にもちょっと後退しているように見えるかもしれないけれど、でかい大陸だし、多くの人々が、そこで生活してますからね。
意図的にアフリカという地を注目していく必要があると思う。
その点、池上彰さんは偉い人だ。
ま、総裁もウガンダで演説していますし、今後ますますアフリカは発展していくだろう。

ただ、本にも書いてありますが、アフリカといっても北は茨木、南はシドニーと同じ緯度にあるわけでして、なんと日本からスェーデンまでの距離、8000キロも大地が広がっているのだ。

いや、もの凄くでかいのです。
このまま日本が黙ってアフリカを見ているだけだったら、中国の半植民地になってしまう可能性もあります。
これは饗庭さんの報告にもあります。
かなり積極的に中国はアフリカに進出していますから、ある意味、中国を押さえるという意味でも日本のアフリカに対するアプローチは重要です。
もちろんアフリカの人々が豊かに、幸福に生活できるようになることが最重要課題ですが。

ちょっとアフリカに対してはブログ一回では足りない。
今後も継続したい。
という事で、まずこの本の一部。

①アフリカに本当に必要なのは「援助」よりも「投資」
②とにかく「物流インフラ」の整備

これは本当に現地視点で大事な事みたいです。
けっこうアフリカの国々が中国に寄っていってしまうのも、中国は①を行っている。
アフリカのものをちゃんと買ってあげている。
これは日本も見習う必要ありです。

②も、これができていないために結局、経済の循環ができないで苦しんでいる。
特に道路と港湾。
アフリカは海が無い国もけっこうあるので、そういった国は、アフリカ以外の国との貿易コストも、かなり高くついてしまうのです。
他国を通過するため、その国との政治的な友好関係も必要だしね。

今後、その2も書いていきたい。


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