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首相公選を考える―その可能性と問題点 (中公新書) [本(日本の政治)]


首相公選を考える―その可能性と問題点 (中公新書)

首相公選を考える―その可能性と問題点 (中公新書)

  • 作者: 大石 眞
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 新書



首相公選制論と現代日本の政治
国民の国政参加の途をどう広げるか
首相公選制に関する考察
議員内閣制の日本的弊害を克服するために
日本政治の格好の教材
イスラエルの首相公選制
「首相公選制を考える懇談会」報告書


日本の政治の指導力の低下が叫ばれて久しい。
確かに、小泉政権は最近の政権の中では、ダントツに政治力があった。
しかし、大部分は政権を1年もたせるのがやっとで2年ももたないものばかりだ。
スキャンダル、健康上理由、世論調査による支持率低下、最後はそういう状態ばかりです。

理由をいろいろ考えてみて、一つに、日本の総合的国力が、かなり大きくなっているということがあげられると思う。
国力が大きくなると、仕事が増えるし、政策に対する賛成・反対といった圧力も大きい。
国内だけでなく、外交の頻度もかなりのものだ。
総理大臣になると分単位のスケジュールで、プライベートもあまりない。
ないというか、何をやってもマスコミに注目される。

まあ、いろいろな問題があるが、その問題を低下させるための案の一つとして「首相公選制」がある。
自分は、今の制度もそこそこいいとは思うが、大きな問題点として「大きな政策」、「大きな改革」こうしたものが、あまりにもとりにくすぎる体質の変化が必要に思う。せいぜい、1つの政権で、1つ大きめの改革ができたら良い方で、多用な意見や利害を調整するのは民主主義の良いところではあるが、最後は意見を絞って「ダーっと」やらなくてはいけない。

例えば、「憲法改正」だが、9条など早く改正して、北朝鮮や中国、韓国の圧力に対抗しないといけない。それは軍国主義への道などでもなんでもなくて、まともな人だったら、隣に武器を持ってうろうろしている人がいれば、万が一に備えて防弾チョッキを着るなり、携帯棍棒を常備するなり、対応策を考えて実行するでしょう。
(一番の問題は、北朝鮮や中国、韓国の圧力に弱い。ここいらにあるかも)

今後、日本も制度的に、首相公選を実施してみてもいいだろうと思う。
やはり、国民も「自分達が選んだのであれば仕方が無い」と思う必要がある。今でも、あまりにも「自分達が議員を選んでいる」という気持ちがなさすぎる。マスコミにしてもそうだ。すべて有権者のはずだ。

首相公選で国民に責任感を!

タグ:首相公選

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