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なぜ、日本が太陽光発電で世界一になれたのか [★科学]

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独立行政法人 (経産省所管) の新エネルギー・産業技術総合開発機構というところが出した本です。

http://www.nedo.go.jp/index.html

まあ、確かに、民間企業の努力だけでは新エネルギーの実用化などは困難な面もあります。
エネルギー
宇宙
航空
海洋、海底
などは資本も莫大にかかりますので、国策としてやってもよい分野だと思います。
しかし、この本にもありますが、この中の1~7の物語を読んで感じたことは、個人や民間企業の努力あってという感じがします。あくまでも国はサポートに徹してやるのがよいですね。
個人の情熱はでかいですよ。

ただ、光発電は実用化にかなり時間がかかりますね。
日本では1955年に日本電気が試作品を作ってから半世紀たちますが、ここに来て、本当にやっと一部に普及し始めたという感じですね。
太陽電池生産量では、現在、日本がダントツのトップのようです。
世界シェアトップがシャープで、日本製の人工衛星の太陽電池パネルは、すべてシャープ製だそうです。
シャープ、京セラ、三洋電機、三菱電機の4社で、世界の半分の生産しています。
導入では、日本とドイツが同じくらいで、ずっと下にアメリカがあり、それ以外は、その他の国となっています。やはりドイツも法律による国策を行っているため、ここに来て急激に普及しているようです。

ま、日本で普及し始めたと言っても、全電力の0.1%程度にしか過ぎません。
今後、更に普及率を上げるのと、エネルギー変換率を格段に上げられるかが勝負でしょう。
Newton 2008/11号のちっちゃい記事ですが、さまざまな色素を塗ったガラス版を重ねたものの縁に太陽光発電装置をつけたところ、発電効率が7倍になったそうです。色による波長の違いなど、なにかヒントが隠されているのではないですかねえ。

やはり、地球のエネルギーの源は太陽です。
まだまだ今後、新たな効率的なエネルギー変換のしくみの発見等、出て来るのではないでしょうかね。

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