SSブログ

小泉官邸秘録 [本(日本の政治)]


小泉官邸秘録

小泉官邸秘録

  • 作者: 飯島 勲
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本




第1部 小泉内閣誕生 波高き船出(政権の形を作る
「官邸主導」の始動
危機管理体制の強化
北朝鮮外交への取り組み)
第2部 有言実行 小泉改革の着実な推進(道路公団の民営化
テロとの戦い—イラクへの自衛隊派遣
自然災害との闘い
年金改革
米国BSE事件—環境と経済の両立)
第3部 小泉改革の総仕上げ 郵政民営化(郵政民営化への長い道のり
郵政民営化シフト
民営化法案を巡る攻防
参議院での否決—郵政解散
衆議院選挙の勝利—郵政民営化法案成立
改革に終わりはない—更なる改革へ)

---------------------------------

内容は、どちらかと言うと、淡々としたものだと思う。
どちらかと言うと、覚え書きのような感じもする。
読み物としては、正直、書き方があまりおもしろくないが、政権を内部から観察して本を書ける人はそう多くはない。ということで、かなり参考になりますが、読み始めてから読み終わるまで何ヶ月もかかってしまった。最初の方はあまり覚えていません。

ま、しかし、秘書としての飯島さんの力が、かなり小泉政権を支えたものと思われます。
あと、どうもチームの力が強かったようですね。
やはり、良いチームは結束力が強く、一人一人が自分のやるべきことをわきまえていますね。
足の引っ張り合いなどありえない。
そして、常に「前進あるのみ」でやっている。

こういった、成功した政権は、非常に学習材料になります。
小泉政権は、一方では「強引だ!」とか言われることも多いですが、そうでもしないと既得権を持つ人々の意見にいつまでも流されてしまうでしょう。

本当に、政府の財政と支出の部分は締めなくてはいけない部分ですな。
税収は減る一方で、歳出は増える一方。
いつまでも支出の方が何十兆円も多いというわけにもいかんでしょう。

この点は今後も研究を深めていきたいと思います。


共通テーマ: