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経済報道―検証・金解禁からビッグバンまで (中公新書) [★本(経済)]


経済報道―検証・金解禁からビッグバンまで (中公新書)

経済報道―検証・金解禁からビッグバンまで (中公新書)

  • 作者: 高橋 文利
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1998/02
  • メディア: 新書



新しい本ではないが、たまたま書棚にあったので読んでみた。
1929年、金輸出解禁
1980年代後半、バブル
その後の「住専破綻」
消費税導入、3→5%UP
などの事について書かれています。
特に、新聞の「社説」が中心の話題ですが、けっこう感情、感覚で書かれている旨が記されています。
賛成したり反対したり、ま、普通の人達ですね。
特に経済に関してはなかなかその時点では正しいと思われる事が、はっきりとはわからないため、どうにでも書けてしまいます。
ただ、やっぱり大筋では、日本のマスコミは社会主義的な方向に流されているのではないですかね。

しかし、最近は新聞とる人も少なくなり「社説」の影響力はかなり低下していると思われますので、やはり根本は、何を取り上げ、何を取り上げないか、この点が最近では一番のポイントではないかと思います。
経済報道だけでなく、政治の報道もそうです。
今回の、衆議院選挙の報道とかについても、本当に「公器」としての使命を果たしたのかどうか?
一国の進路を左右する大変重要な使命ですから、当然、テレビ局、新聞社は振り返って考えるべきでしょう。

人間の体で言えば、マスコミは眼にあたると思いますが、眼から客観的な正しい情報が入ってこない限り、中途半端な思考しかできないですよね。

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