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『日本銀行は信用できるか』の再読 [★本(経済)]





前のやつ。

結論としては、信用できません。
この日銀の姿勢は何と言うかな、こずるい感じがプンプンするのだよね。
日本国民に対して、かなり大きな権力というか影響力を持ってはいるのだが、そこに「責任」とか「責務」とかいうものが皆無なのだよね。
日本の中央銀行が日本経済に責任を負ってないという、超ウルトラ責任逃れって感じかなあ。
これは、現代日本の民主党政権と似ているし、「日教組」とも似ているな。
何かこう、明確な目標を持って、それに到達できるかどうか判定を下される事に対して物凄く反感を持っているよね。
基準が無いから外から判定もできない。
内部的に反省もできない。

よく使う言葉が、「総合的に判断して」らしい。
要するに、はっきりした基準も何も無いから、のらりくらりと言い逃ればかりする。

そもそも、審議委員に選ばれる人も、日銀総裁、副総裁なども、経済のプロとは言えない。
その点、各国の同様のメンバー構成は、経済学の教授だとか、エコノミストだとか本当に経済でご飯を食べている人がやっているのだよね。
わざわざ人材では無い人を集めてどうするのだって感じ。

ニュージーランドなどインフレターゲットを最初に採用した国らしいけど、2000年頃、目標インフレ率を見直すにあたって反面教師にしたのが日本だそうだ。
はー、情けないねー。

今、日本はかなりの円高になり、それを止められないで、平均株価もどんどん下がっているけれども、世界各国がインフレ基調で、日本だけがデフレでやっていれば円高がずんずん進むのも当たり前ではないだろうか。
とにかく、日銀が思ってるより実際は何十倍もお金の流通不足なのだよね。
本当に失敗を恐れてばかりいるから、非常にやる事が小さいのだよ。


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