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正論 2012年 02月号 [「正論」]


正論 2012年 02月号 [雑誌]

正論 2012年 02月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本工業新聞社
  • 発売日: 2011/12/26
  • メディア: 雑誌



評論家 宮崎哲弥氏が、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の研究成果である、
「宗教を信仰している人々が多数派の場所、つまり世界のほとんどで、無神論者は最も信用できない人々のグループに入る」
という件について言及している。

まあ、この点については別に現代のみ言われている事では無い。
自分も昔、ブログに書いたけれども、ジョン・ロック(John Locke, 1632-1704年)やトマス・モア(Thomas More、1478-1535年)、ルソー(Jean-Jacques Rousseau, 1712-1778年)の時代から言われている事なのです。

寛容についての書簡
歴史のなかの政教分離―英米におけるその起源と展開
など。

トクヴィル(仏: Alexis-Charles-Henri Clérel de Tocqueville、1805-1859年)の『アメリカの民主政治』でも言われています。(下記など)

「わたくしがアメリカに滞在している間に、ある一人の証人がチェスター郡の重裁判所に現れて、自分は神の存在も霊魂の不滅も信じないと宣言した。裁判長は彼の宣誓をうけつけるのを拒絶した。裁判長がいうには、それは証人が自分の言葉につけ加えられうるあらゆる信憑性をあらかじめぶちこわしてしまっているからだと。新聞は解説を加えずに、この事実を報道した。」

「ヨーロッパには不信仰な人々がいるが、その人々の不信仰は知能の低下と無知とに比例しているのである。」

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ここからは自分の感想。
自分としては、基本的に、仏神を信じない人々、霊魂の不滅を信じない人々は以下の点が気になります。

①善悪のどちらかを選べ、と言われて善を選ぶ判断力。
②この世界が偶然に出来たという考えは、虚無思想、無秩序に陥り易い。
③人類以上の知性が存在しないという傲慢さ。
④とにかく、この世がすべてなので、自己の生存を最大限に尊重する。他人の事より自分の事を中心に考える。
⑤犯罪さえしなければ、心の中では何を考えてもよいのだ、といった結果、かなり悪い事を考えても罪悪感を感じない。

など、いろいろありますが、まあたまたま特定の宗教をやっていないから無神論っぽく見えてしまう人もいるでしょうから一概に宗教をやっていないから無神論、唯物論と決め付けるわけではありません。
ただまあ、はっきり言って、この世界も人間も、仏神によって創られた事は100%事実です。
偶然に大宇宙が創られ、生命が意図も無く発生する、という事は、科学的、論理的に見ても有り得ないのです。
今の日本は、極端に神仏に対する考えのレベルが低いです。
もう、Beast(獣)レベルと言ってもよいくらい。

はっきり言って、日本の保守的思想を持っている人も、仏神に対する知的レベルは幼稚園児レベルにも行っていないのではないか。
信仰とかを、どこか未開の民族の風習レベルに考えているところがあれば、トクヴィルの言う様に、知能が低く、あまりにも無知すぎる、と言えると思う。


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