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帝国の終焉 [日高義樹さんの本]


帝国の終焉

帝国の終焉

  • 作者: 日高 義樹
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/01/31
  • メディア: 単行本



第一章 アメリカのアジア極東戦略が破綻した
第二章 アメリカは中東から追い出される
第三章 なぜアメリカの戦略的立場が急転回したのか
第四章 日本は核抑止力を持つべきか
第五章 オバマはアメリカをイギリスにする
第六章 キッシンジャー博士との対話から

アメリカの財政赤字は危機的な水準にある事を強調しています。
アメリカ政府の赤字を総計すると100兆ドル以上。
日本円だと1京円との事。
「えーっ、すげえ金額!」と、思ってしまいます。
それに比べたら日本の政府の赤字など子供騙しの金額ですな。
「増税しないと財政が破綻する」と騒いでいる日本の政治家、財務省が非常に小心者に見えてしまいます。

まあ、実際はケインズも言っていることだが、貸借対照表的に資産も考慮すれば、実際の借金の額は、ずーっと減るとは思うけどね。
ただ、日本の場合は借金の大部分は自国民に負っているのだが、アメリカの場合は対外的な借金が多い事が、ちょっとマズイ点だろう。

しかし、本当にオバマは選択を誤った。
かつてのイギリスと同じ選択をしてしまった。
歴史の勉強をしてなかったのだろうか?
イギリスが第2次大戦後、福祉政策・社会主義的政策に傾倒し、没落し、サッチャーがハイエクの考えを取り入れ、個人の自助努力を基調とする政策に転換して何とか復活してきた事は、そう昔の話ではないはずだ。
レベルの違いはあるが、アメリカの民主党と日本の民主党は、社会主義的な考え方をして似ているので、一緒になって衰退基調にはある。

はっきり言って、このままの調子で行けば、アメリカと日本の衰退は免れない事であろう。
このままで行けばね。

ただ、大事な事は、そのアメリカと日本の衰退を止めようとしている力が働き出している事を忘れてしまっては困るのです。
それが、大川隆法総裁の意思であり、幸福の科学(Happy Science)、幸福実現党の今後の活躍です。
また、ドラッカーとか、ケインズとか霊言がいっぱい出ていますが、あの世の霊人達も、何とかこの地上世界を良くしたいと思っている事も忘れてはイカンでしょう。
これは、この世とあの世の連携作戦でもあるのです。

アメリカと日本が衰退していけば、当然、中国や北朝鮮は軍事力を持って近隣諸国に進出してきます。
日本も韓国も、オーストラリアも、核兵器を持っていないので、アメリカの核戦力の後ろ盾が無くなれば、かなり厳しいです。
故に、ここでアメリカに衰退されては、今後のアジアの平和も、中東の平和も保障できなくなってしまいます。
ここは踏ん張って、アメリカと日本の衰退を阻止しないと絶対にダメなのです。
日本は、東日本大震災が起ころうが、関東直下型地震が来ようが、富士山が噴火しようが、断じて衰退させてはいかんのです。

ま、日高義樹さんには随分、日米の軍事的架け橋の仕事を行なってもらっていますが、今後は、あえば直道さんも、米共和党顧問としてパイプ役になってもらう事になります。
そして、アメリカの調査機関も当然、Liberty Web とか見るでしょうから、大川総裁の事も認識されて来るでしょう。

ここ10年は混沌とした時代が続くでしょうが、最後は必ず、地球の進むべき方向を世界の人々が認識し、同じ星の仲間として、共に手を携えて光り輝く時代を築いて行く事になるのです。
絶対にそうしないといけないのです!!!

これはSFでも何でもなく、本当に現在進行形で日本が今、置かれている立場なのです。
マスコミも政治家も一般の人々も、気がつけ! 気がつけ!! 気がつけ!!!

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