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誰も書かない中国進出企業の非情なる現実 [本(中国)]


誰も書かない中国進出企業の非情なる現実(祥伝社新書327)

誰も書かない中国進出企業の非情なる現実(祥伝社新書327)

  • 作者: 青木 直人
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2013/07/01
  • メディア: 新書



序章 本当は恐ろしい中国ビジネス
第1章 全日空―「井戸を掘った人」が受けた仕打ち
第2章 王子製紙―ストップした工事の行方
第3章 森ビル―上海に建てた「世界一」の高層ビル
第4章 労働争議に立ち向かう自動車メーカー
第5章 伊藤忠―人脈ビジネスの破綻
第6章 伊藤忠の代理人、丹羽「中国大使」の退場
終章 中国をつけ上がらせた歴代中国大使の「大罪」

残念ながら、今の中国で普通にビジネスを行う事は、極めて難しいと思う。
今の中国とは、今後10年くらいも含みます。
そもそも共産党の一党独裁政権下で、何事も無くビジネスができると考える方がどうかしている。
ま、そうした人々がこの本に載ってしまい、まだ中国ビジネスに未来があると楽観視している人もいるのでしょうが、厳しい現実が迫っている様な感じがしますね。

基本的に、最終的な善悪が中国共産党に握られていますので、正義の解釈がめちゃくちゃであり、そもそも正義が無い、とも言えます。
思想、信教の自由の無い国が「良い国」である事は無いのです。靖国神社参拝など、日本が非難される理由はゼロです。

今の中国は、一部の人々のみが、お金、権力、警察力、軍事力を押さえている国です。
日本とは比較にならないくらい自由の無い国であり、善悪も場合によっては逆になっています。
良い人、正義漢の強い人、信仰の強い人は、国家に取り押さえられ、「悪人」のレッテルを張られ、権力欲の強い人、残忍な人は、生き延びて共産党の上の方に上がっていく。
中国の一般の人々だって中国共産党は嫌っていますよ。
人々の上に立つ正統性が無いからです。

日本企業は、いくら儲かる話が来ても、正義に反する行為には断固反対せよ!
そもそも中国でビジネスを行うという事は、神を取るか悪魔を取るか、正義を取るか不正を良しとするか、それが必ず問われる事だろう。

日本の政治家も、マスコミも、その事を言わねばならん。
NHKなども、受信料を取ってやっているわけだから、別に中国共産党に気がねする必要など無いでしょう。「中国ビジネスの実態!」
といって”必ず”報道する義務があります。
真実を報道するのだ!!!

あと、新聞も消費増税から逃れようとしているようだが、無責任にもほどがある。
消費増税から逃れたいなら、そもそも消費増税に反対したらどうか?
また、NHKへの忠告と同じく、「中国の貧富の差」とか、「中国の軍事力」、「中国の核戦力」、「ウイグル、チベットの真実」など、中国大特集をやったらどうか?

少しは幸福実現党を見習って、全く見返りは無くとも、この世の正義のために言うべき事を言ったらどうか。


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