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世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 [本]





第1章 論理的・理性的な情報処理スキルの限界
第2章 巨大な「自己実現欲求の市場」の登場
第3章 システムの変化が早すぎる世界
第4章 脳科学と美意識
第5章 受験エリートと美意識
第6章 美のモノサシ
第7章 どう「美意識」を鍛えるか?

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以前、ザ・リバティの書評に載っていた本です。
ま、もともとはカミさんが買ったのだけど、あまりにもアカデミックな内容なので読めないらしく、自分が読んだ。
確かに、ちょっと学者っぽい書きっぷりで、インテリっぽい人にはいいのかもしれない。

あまりよく知らないのだが、グローバル企業では最近、エグゼクティブトレーニングにアートスクールや美術系大学を利用しているらしい。
理由は、簡単に言ってしまえば、この本の第1章のタイトルそのものですわ。
現代の経営は、あまりに論理的、理性的になりすぎていて、美意識や感性の部分が弱くなってしまっている。とにかく経営の判断の中心は、数字・数字・数字・・・・。

でもって、法律が網の目の様になっており、かつ、法律が追い付いていない分野での判断も、時には必要になる。例えば、仮想通貨やなど、その最たるものではないかね。

経営とアートについて非常にわかりやすい例は、アップルコンピューターなどで、ジョブズは一回追い出されるわけだけど、彼の想像力が無ければアップルは成り立たない、という事で、再び復活し、業績も回復した。論理的、理性的な経営では人々の心に訴えかける製品を創れなかったわけですな。

まあ、全体的に小難しく感じる部分や、脳科学を持ち出して来るので「唯物論者か」と思ったりするところもありますが、未来企業の在り方を考えるうえで参考になる本かもしれません。
もっと考えを深めていけば、最終的には神への信仰や、宗教心にまで本当は行きつくはずですがね。
美意識の先は信仰になるはずです。

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