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銀行員はどう生きるか [★本(経済)]


銀行員はどう生きるか (講談社現代新書)

銀行員はどう生きるか (講談社現代新書)

  • 作者: 浪川 攻
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/04/19
  • メディア: 新書



第1章 メガバンク「大量人員削減」の衝撃――瓦解した銀行神話
第2章 激変する銀行員人生――人員削減・配置転換の深層
第3章 米銀の現状に見る邦銀の未来――支店長の年収は激減
第4章 フィンテック時代の銀行――金融業の本質を問う

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欧米の銀行は、リーマン・ショックの影響をもろに受けて、変わらざるを得なかった。
それも自分たち本位の変化では無くて、本当の顧客志向の変化でなければならなかった。
大きな収益をあげていた金融機関が、その収益が正当なものであったのかどうか? リーマン・ショックを起こし、そして救済されるという矛盾に対して、
欧米の銀行は、顧客志向に立ち戻らなければ、人々の信用を失い、この先、やっていけない事を悟ったのであった。
そして、
また、FinTechによって、生存競争にも晒される事になった。
銀行にも、アイデア、スピード、そうしたものが必要になって来たのだ。

日本の銀行も、幾分、遅れてはいるが、この先、大変な生存競争の時代に突入していく事になる。
大手の銀行に就職したから、この先、何十年と安泰だ、という時代ではもうないのですね。
これは、当たり前と言えば、当たり前の事でしょう。

日本のメーカーの力が低下しているが、今度は銀行です。
親方日の丸が守ってくれる時代でもない。
人々は正直だから、同じサービスなら安い方に流れます。
携帯電話会社なども、格安スマホなど、どんどん出て来ています。
これはもう時代の流れと言えましょう。

おそらくこの流れは、今後、公務員、教育現場、マスコミ、医療などにも波及していくと思います。
その業界が得ている収益は正当なものであるのかどうか?
こうした事が、どんどん追及されていくのでしょう。
テレビ局なども、もう、首都圏で数チャンネルしかない、などという事は許されなくなります。

ま、銀行員だけの問題ではないですよ。
こうした事は、全業界で起きて来る事なのです。

サラリーマンも、常に、勉強やアイデア、行動力、顧客志向、そういったものが求められる時代になって来たのだ。

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