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アメリカの政党政治-建国から250年の軌跡 [本(アメリカ)]


アメリカの政党政治-建国から250年の軌跡 (中公新書)

アメリカの政党政治-建国から250年の軌跡 (中公新書)

  • 作者: 岡山 裕
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2020/10/20
  • メディア: 新書



序章 政治を緩やかに覆うアメリカの政党
第1章 反政党の時代ーアメリカ革命~一八二〇年代
第2章 政党政治の本格化ージャクソン政権期~再建期
第3章 現代社会への適応ー南北戦争後~一九三〇年代
第4章 リベラル優位の時代ー戦後~一九七〇年代
第5章 分極化の時代ー一九八〇年代~オバマ政権期
終章 アメリカ政治は多数決主義に向かうのか

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今の地球で、アメリカ合衆国という国が一番のリーダー国家であるのはほぼ間違い無い。
その理由は、例えば、香港の問題を見てみても、自由と民主主義を守る側に明確に立つからである。
(今の日本は、これが全くできていない・・・)

プラトンに『国家』という著作があるが、副題は「正義について」である。
一応、今、地球では国家以上の権力組織は無い。
国家がきちんと正義を実現しているかどうか?
そこが根本的に大事な事です。
一番の土台に誤りがあれば、その上に立つものはすべて砂上の楼閣となろう。

昔から、人の上に立つ人が、善人か悪人かによってその組織内外の関係諸氏が、幸福になったり不幸になったりする。
中国を幸福な良い国にしたいのであれば、一番手っ取り早いのは、習近平が善人になればよいのである。
正義を実現する善人。
人々を本当の意味で幸福にする人。
国民を堕落させない人。
繁栄を実現させる人。
そして、古典的と言われるかもしれないが、唯物論者ではなく、神を信じている人である事。
こうしたリーダーが国のトップに立てば、
基本、その国は良い国となり、繁栄もするのは当然でしょうね。
本来、それほど難しい事ではないのだがね。

そのような意味では、ここ250年くらいのアメリカの歴史は、ある程度、それを実現するところがあったとも言えるんでしょうかね?
他の国に比べて、比較的トップ層を選ぶ方法が優れていたのか・・・?
緩やかな2大政党政治か。
政党と言っても、この本で書かれているように「党員制度」があるわけではない。
巨大なテントと形容されているが、このテントが大筋2つに収まるのが不思議と言えば不思議な事です。
建国以来、
連邦派(フェデラリスツ)、共和派
ホイッグ党、民主党
共和党、民主党
てな感じで、大体の時期、2大政党で今までやって来た。
たまに第三党が出て、ある程度力を持つ事もあるけれど、結局はどちらかに融合されてしまうようだ。

うーん、ただ正直言って、
民主党の命運は、もうここ1ヶ月くらいには決まるのではないだろうか?
正義を実現すべき国家を支える政治家が、選挙で不正と嘘のオンパレードではいけないでしょう。
アメリカ民主党は、今後無くなる可能性も、もちろんあると思います。
この本には、書かれていませんが、
ちょっと最近のアメリカ民主党は、中国の支配下に成り下がっている事は事実でしょう。
もちろん、マスコミ、ハリウッドなどもチャイナマネーによる支配下か。

中国は、実際の戦争をする前に、既に「超限戦」という戦争で戦いを仕掛けている事に気が付かないと全然だめですね。


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