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キリスト教でたどるアメリカ史 [本(アメリカ)]


キリスト教でたどるアメリカ史 (角川ソフィア文庫)

キリスト教でたどるアメリカ史 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 森本 あんり
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/11/21
  • メディア: 文庫



目次
「アメリカ」の始まり
ニューイングランドの建設
ピューリタンの信仰と生活
大覚醒
独立革命期
諸教会の伸展と変容
アンテベラム時代
新しい信仰の諸形態
南北戦争期
アメリカの膨張
二つの世界大戦
戦後から現代へ
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今の日本とアメリカは、かなり似ているところもありますが、決定的に違うところは、
アメリカでは宗教は尊敬されるべきものである、
という事じゃないでしょうか。

一方、日本は、統一教会の件もありますが、宗教はイメージが、あまりよくないですよね。
神社やお寺は、威厳はありますが、
本気で仏神を信じて、正義や道徳や信仰の柱となっているか?というと、うーん、そうなってはいないんじゃないですかね。

1600年代、一部のピューリタンが、カトリックやイギリス国教会の圧迫から逃れて、アメリカという国に渡り、新しい秩序ある社会を創ろうとした。
その後も、欧州の窮屈さからアメリカと言う (まだ国ではないですが) 場所に移って来た人が多くいる。
新しい希望と、自由、信仰をもとにした秩序。

アメリカという国は、キリスト教の精神を抜きにしては語れないのです。
今の日本とは全然違うのです。
その点については、日本人は反省すべきですね。
アメリカは、
神と正義について考える事ができる。
大統領の就任時に、聖書に手をかざす。
宣教師が尊敬されている。
日曜に教会に行く人々も、たぶんまだいる。

1600年代から現代のアメリカ、
その間のアメリカのキリスト教について日本人も学ぶべきです。

そのために、この本は、非常に有益であると思います。


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