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日本の地方議会-都市のジレンマ、消滅危機の町村 [本(日本の政治)]


日本の地方議会-都市のジレンマ、消滅危機の町村 (中公新書)

日本の地方議会-都市のジレンマ、消滅危機の町村 (中公新書)

  • 作者: 辻 陽
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2019/09/14
  • メディア: 新書



目次
第1章 強い首長、弱い議会
第2章 議員の仕事
第3章 議員の選挙―なり手と制度
第4章 議員とお金
第5章 議会改革の行方
おわりに―何を代表する地方議会なのか

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もうすぐ統一地方選挙が始まります。
しかし、日本の地方議会も問題ですよね。
何が問題かと言うと、その存在意義です。

果たして、地方議会、地方議員は、どれだけ必要なのか?
この本とかを読んでもらえればわかりますが、地方議員の権限というか、仕事なんだけど、
「本当に必要なんだろうか?」
と、思ってしまいますけどね。
正直、
「地方議会、地方議員なんて、なくてもええんちゃう?」
と思えない事もないです。

ま、幸福実現党も地方議員が50人くらい居ますから、その存在意義を否定するような事を言うのも、ちょっと問題ではあるのですが。
ただねえ、日本の地方議員の仕事、これ本当に何とかした方がいいと思う。
ちと、下記を読んで。

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・自治体の予算案を作成し、議会に提出する権限をもつのは首長のみ。議員には提出権限がない。
・実際には、予算案を含めた首長提出議案が議会において否決されたり修正される事は非常に少ない。
 修正可決・否決は、0.4%くらい。

・首長は、議会による議決に対して異議がある場合には、再議を要求する事ができる。
・首長には専決処分が認められている。
※専決処分(せんけつしょぶん)は、本来、議会の議決・決定を経なければならない事柄について、地方公共団体の長が地方自治法(昭和22年法律第67号)の規定に基づいて、議会の議決・決定の前に自ら処理することをいう。ウィキペディア(Wikipedia)より。

・首長提出の条例案の数は、議員提出条例案の数を圧倒している。

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とまあ、こんな感じで、少ない権限で何をするか?
これを真剣に考えないといけないって感じ。

これ、制度を変えた方がええよ。
こんな仕事内容では地方議員の仕事など、やりがいを感じられないのではなかろうか?
本当に、地方政治を積極的に進めていきたい人は、地方議員になってもフラストレーションがたまる一方ではないかね。
首長じゃないと、本当の地方政治をダイナミックに動かしていくなど難しいだろうと思う。

うーん、
地方議員の仕事って、選挙民の為の雑用係みたいになっている感じもしないでもない。
もっともっと地方政治も面白くしないと駄目じゃないかね。
ま、仕事量に比較して議員の数が多すぎない?
これでも随分減ったらしいけど、今の仕事内容では、多すぎな気がする。

また、政令指定都市とかの議員は、給料というか議員報酬多すぎだろう。
やっている仕事内容に比べてね。

ま、国政の改革も必要なのは当然として、地方議会の改革も更に当然、必要ですよ。
そんな 駅前で挨拶する時間があるのなら、その分、何か有意義な全力でやる仕事を創り出していった方がええよ。本来、仕事として暇すぎでしょ、それって。
選挙自体にも問題が山のようにあるのだがな。


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