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IBMを世界的企業にしたワトソンJr.の言葉 [本(経営)]


IBMを世界的企業にしたワトソンJr.の言葉 (Eijipress business classics)

IBMを世界的企業にしたワトソンJr.の言葉 (Eijipress business classics)

  • 作者: Jr.,トーマス・J. ワトソン
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2004/07/01
  • メディア: 単行本



1 最高のものを、どうやって引き出すか?
2 社員を、いかに成長させるか?
3 最高のサービスと完璧な仕事とは?
4 激しい変化に立ち向かうには?
5 成長と変化から、何を学ぶか?
6 公共の利益を考える
7 新たな問題に、新たな方法で取り組む

この本が出版されたのは1963年との事です。
もう、半世紀前に書かれたという事だ。
今のIBMの雰囲気がどうなっているのかはよくわからんが、この本が書かれた頃は、まだ古きよき時代のアメリカ企業のイメージが出ているね。

今、どうも日本企業は今ひとつ活力が無い様な気がする。
家電など、随分、サムソンとかにシェアを奪われてしまっている。
と言っても、こないだ書いた『未来はこうなる!』みたいに、次の時代を予感させるものは出始めてはいると思う。
ま、ただ、トータルで見ると、今ひとつな感じがするね。

民主党政権の影響は相当あると思うが、環境を言い訳にしすぎてもいかん。
前、大川総裁は、「今の時代は、日本では社会主義がやっと崩壊していく過程にあり、本当の自由主義の政治と経済が今後始まる、その生みの苦しみの時代」とかいうような事をどこかで述べていたと思うのだが、ホントにゆっくりと大きな変化が起こりつつあるような感じはしますね。

大川総裁の新刊、『未来創造のマネジメント』の紹介でも、経営の事についてはまた書きたいですが、日本の既存の企業も、アメリカの既存の企業も、今こそ、また原点に戻る必要があるのではないかな。
この本など、企業の原点となる様な、本来当たり前だが、もう古過ぎて誰も言わなくなりつつある事が述べられているのではないかと思う。

企業の原点は、100年前も、100年後も変わらんと思う。
人々に、最高の商品や最高のサービスを提供して喜んでもらう事だ。
また、働いている人々には、成長の喜びがある事だ。
倒産せず、企業を続けていくにはこれしかないのだ。

当然これは、公務員でも政治家でも同じだ。
駄目なサービスを提供して、人々が許してくれるという事は無い。
中国企業なども、今後、「企業の使命」なるものを学んでいかなければいけない事だろう。
いいものを提供していかないと繁栄が続く事は無い。

今後、日本は必死に自己変革を繰り返し、危機の10年、20年を越えていかねばならない。
ただ、これを乗り切れたら、その先の時代は、再び世界に、明るい健康的な活気が戻って来るだろう。
古き良き時代のアメリカや日本が再び蘇り、後の世には、エルカンターレの時代と言われる事になろう。
人々は、エルカンターレの教え(つまり仏法真理)を知ってか知らないかは別として、「愛・知・反省・発展」を思想と行動の柱として生きていく時代になるだろう。


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