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イスラエル―ユダヤパワーの源泉 [★世界各国事情]


イスラエル―ユダヤパワーの源泉 (新潮新書)

イスラエル―ユダヤパワーの源泉 (新潮新書)

  • 作者: 三井 美奈
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 新書



イスラエルは、四国より幾分大きい土地に埼玉県全住民が住んでいるくらいにあたります。
そのくらいの規模の国でありながら、正規陸軍や空軍の人員は、幾分、自衛隊より少ないくらいで、日本人の感覚から言えば、相当な軍事国家という事になりますが、土地柄、建国の歴史を考えれば、その程度の軍事力はイスラエルという国にとっては普通なのでしょう。
ただ、建国の父と言われているテオドール・ヘルツルという人物の理想は、ユダヤ人とアラブ人が共に経済的に発展して平和共存する姿だった様です。(かなり社会主義的だけどね)
実際は、イスラエル建国後、1948年から1973年までの間に大規模な戦争が4度起こっています。
パレスチナ自治政府との対立も続いています。
国連の和平へ向けての推進もアメリカにおけるイスラエル・ロビーの活動もかなり強力で、どうしてもアメリカはイスラエル右派寄りの結論を出してしまう。
しかし、最近の中東の民主化で、イスラエルの危機は増幅している。
それは大川総裁も述べています。

はっきり言って、本当に国際的に中立な立場で関与していくべきは日本の役割ではないかと思う。
アメリカだと、ちょっとあまりにもイスラエルの立場に立ちすぎているし、過去のいきさつから、イギリスやフランスも関与し難い。
独裁国家に武器を流している中国は問題外、ロシアは裏活動が多すぎて信用が今一つ。
ここは、おせっかいな様だけど日本が頑張るべきです。
日本の立場としては、共存共栄を推進する坂本龍馬的役割を果たすべきですね。
もちろん、この世的論点だけでなく、あの世的な論点も冷静に分析しなければいけません。
ムハマンドとミカエルとの根元的対立も考慮する必要がある。

どうしても地域宗教、民族宗教の上位の概念となる地球的仏法真理の確立が必要で、これ無しには対立は終わらないだろう。
エルカンターレの教えで、ゆるやかに地球全体に宗教、思想の方向性を与え、命がけの争いのレベルから健全な競争のレベルに対立の温度を下げていく必要がある。
中東の大規模な武力衝突を回避させ、核戦争なども未然に防ぎ、更に、国民の生活自由度や経済レベルも上げていかねばいけない。

めちゃくちゃ大変な事であるが、それは必ず可能な事だと思う。

以下は、外務省のHPより。

・面積
2.2万平方キロメートル(日本の四国程度)
*数字はイスラエルが併合した東エルサレム及びゴラン高原を含むが、右併合は日本を含め国際的には承認されていない。
・首都
エルサレム
*日本を含め国際的には認められていない。
・人口
約737万人(2008年 イスラエル中央統計局)
・議会
一院制(120名)(全国1区の完全比例代表選挙制度)
・政府
首相 ビンヤミン・ネタニヤフ(Mr. Benjamin Netanyahu)
外相 アヴィグドール・リーベルマン(Mr. Avigdor Lieberman)
・略史
1947年国連総会はパレスチナをアラブ国家とユダヤ国家に分裂する決議を採択。イスラエルは1948年独立を宣言。1948年、1956年、1967年、1973年と周辺アラブ諸国と4度にわたり戦争。その後、1979年にエジプトと平和条約を締結。1994年10月ヨルダンと平和条約を締結。パレスチナ解放機構(PLO)とは、1993年9月、相互承認を行い暫定自治原則宣言(オスロ合意)に署名。その後、暫定合意に従い、西岸・ガザではパレスチナ暫定自治政府による自治が実施されている。
・軍事力(JCSS中東ミリタリーバランス2010)
(1)兵役:男子3年、女子19-24ヶ月(更に予備役あり)
(2)兵力
  正規軍 17.7万人(陸軍13.3万人、海軍1万人、空軍3.4万人)
    (内訳:職業軍人約6万人、徴兵兵士約11.7万人)
  予備役 56.5万人(陸軍50万人、海軍1万人、空軍5.5万人)
(3)主要装備:戦車3,360両、装甲戦闘車7,070両、水上艦艇67隻、潜水艦3隻、戦闘機(F-15、F-16)442機、攻撃ヘリコプター80機

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