SSブログ

なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか [日高義樹さんの本]


なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか

なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか

  • 作者: 日高 義樹
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/07/10
  • メディア: 単行本



第1章 真珠湾攻撃前からアメリカは日本への原爆投下を考えていた
第2章 広島・長崎への原爆投下は人体実験だった
第3章 皇居・京都への原爆投下も話し合われた
第4章 日本は軍事的に崩壊していた
第5章 それは日本に対するホロコーストだった
第6章 祈るだけでなく抑止力を持つことが必要である
あとがきに代えて―日本は何をなすべきか

--------------------

大まかには、自分も日高さんとだいたい同じ意見かな。

原爆投下に関して、今まで日本が取って来た態度はやはりおかしいのではないかと思う。
投下された国が反省し、投下した国があまり反省していない。
この点については、もう少し冷静に考えるべきであろう。

また、東京大空襲なども、アメリカは日本に対してやり過ぎたと思う。
現代では精密な命中力のあるミサイルや爆弾により、ピンポイント攻撃して軍事施設とかに特化して破壊出来るが、昔はそれが出来なかったのは事実だろう。
が、ちと、アメリカのやった事も、完全にやりすぎであって、戦争犯罪と言われれば、そうだと言わざるを得まい。
民間人の犠牲が多すぎです。
それに、潜水艦で民間の輸送船なども容赦なく沈めていますが、本来、戦争と言えどもやってはいけない部類の事で、フェアな軍事裁判だったら、相当、アメリカにも非はあります。

だからまあ、日本人も戦後、相当な期間が経っていますから、ぼちぼち自分達に対しても、相手に対しても、フェアな考えを持つ時期が来ていると思いますね。

といって、今更アメリカを非難して日米同盟を決裂させる様な事もあってはならないが。

--------------------

しかし、まあ、大事な事は、過去をどう教訓として未来に生かしていくかだな。
日本は核兵器を今後、一切造らないで、アメリカにずっと庇護してもらうのか、それとも、北朝鮮や中国に対して対等な姿勢で対処していくためにも核兵器を配備していくのか、そうした決断の時も近いと思う。
悪を犯させないために力を持つ事は、別に全然悪い事ではないのです。
力を持ったら悪い事をする、と単純に考えるのは止めましょう。

どうしても、自分達の理想だけで外交は成立するものではない。
北朝鮮と中国は日本の主要都市を一瞬で廃墟にする核兵器を造っていたり、既に配備したりしている事は事実であって、事実から目を背ける事は出来まい。

オスプレイなどの兵器も、実際、尖閣や朝鮮半島で事が起こったら、日本にとって有利に働く事を忘れてはならん。
確率論的に物凄い低い確率だけど、自分とこに墜落する事を恐れて、ずっと性能の低い兵器で自国を防衛し続ける事に甘んじるなど、いくら民間人と言えども、そこまで融通のきかない馬鹿な人は実際、少ないと思う。
左翼に騙されちゃイカンのよ。

反原発や、反オスプレイなどの近視眼的で先の事を真剣に考えない軽薄な運動にホイホイ洗脳されてはならないのだ。

タグ:原爆

共通テーマ: