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対日戦争を仕掛ける男習近平の野望 [本(中国)]





最悪の10年が始まった!
権力闘争の内幕、
対日路線の行方はいかに――。
尖閣事件、反日デモを仕掛けた男の本性を暴く。

習近平は当面、尖閣諸島の国有化を宣言した日本に対して
厳しい姿勢を貫かざるを得ないだろう。(本文より)

新指導部は保守強硬路線を踏襲、対日政策は依然厳しく――まえがきに代えて

第1章 窮地を脱し、大どんでん返しの権力闘争
第2章 「政界のプリンス」はガリガリの共産主義者だった
第3章 地方“ドサ回り”25年が最高指導者の道を開く
第4章 福建、台湾、浙江が経済開発の目玉になる
第5章 習近平体制は不安定――太子党と共青団閥の権力闘争
第6章 「習近平は対日強硬派」は本当か

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習近平とはどのような人物か?
大川総裁の守護霊霊言で、大まかな事はわかっているが、この世的に、どの様な道筋を歩んで来た人物か、
研究して備えなくてはなるまい。

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胡錦濤の後任として、2012年より第5代中国共産党中央委員会総書記、第6代中国共産党中央軍事委員会主席に就任。
太子党のひとりで、父は習仲勲(元国務院副総理)。
父・習仲勲が批判された文化大革命において反動学生とされ、1969年から7年間、陝西省延川県に下放された。
1974年に中国共産党に入党、下放された同地で生産大隊の党支部書記を務めている。1975年に国家重点大学の清華大学化学工程部に入学。1979年に卒業した後、国務院弁公庁で副総理の耿飈(こうひょう)の秘書を務めた。
(Wikipedia)

意外に苦労人で、若い頃、農民と共に生活をしたりしている。
そのためか、非常に倹約・質素な生活のも耐えられる人物のようである。
どこまでポーズか、わからないが・・・。

「政界のプリンス」はガリガリの共産主義者だったとも書かれているが、実際、若者の民主化運動などに耳を傾ける程、自由主義的な人物とは思えない。
表面的にはソフトムードを作りつつ、民主化要求など弾圧して鎮圧してしまえばよいと、いう感じではないかな。
思想的な部分も相当、取り締まりを厳しくしている様であるし。

独裁者特有の傾向性も持っていると思う。
というのも、現代の中国の権力社会を見て、あまり人を信用しない部分も持ち合わせているのではないか?
おそらく、父親が力を持っていた頃には、多くの人々が押し掛けて来て、
父親の立場が、反政府的なものとされた頃には、誰も助けてくれない。
そういった状況を、生で見ていて、権力の力を深く感じていたのではないだろうか。
こういった人物は、独裁的になり易いと思う。
身近に反対勢力があれば、力と裏工作でねじ伏せてしまう。
人よりかは権力を信じているのではないかね。

まさに、現代の中国で指導者にのし上がるためには権力闘争に打ち勝っていかなければならない。
実に厳しいというか、
平和な幸福感など感じる時間は無いのだろう。
表面の顔と、裏の顔と、両方をうまく使い分け、どこまで登りつめる事ができるか。
そして、登りつめた後は、どうそれを岩盤の如く維持するか。

まさに命がけの権力闘争のなかにあっては、それを維持するためには、他国を仮想敵国とし、軍事的行動も厭わないのではないだろうか?
もう中国は、完全に軍事国家だからね。
「チャイナ・セブン」で、かなり権力を固めているので、今後、人民解放軍を動かす事に、あまり躊躇しないだろう。

今後、日本と、中国の近隣諸国は、10年間、この人物にどう対処していくか。
なかなか大変な事である。


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