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巡航ミサイル1000億円で中国も北朝鮮も怖くない [本(軍事)]


巡航ミサイル1000億円で中国も北朝鮮も怖くない (講談社+α新書)

巡航ミサイル1000億円で中国も北朝鮮も怖くない (講談社+α新書)

  • 作者: 北村 淳
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/03/24
  • メディア: 新書



目次
第1章 中国軍が日本に侵攻する一六ステップ
第2章 日本のミサイル防衛力の真実
第3章 対北朝鮮ミサイル防衛の実力
第4章 中国が仕掛ける「短期激烈戦争」
第5章 受動的ミサイル防衛の罠
第6章 対中朝「敵基地攻撃」の結末
第7章 トマホークに弱い中国・北朝鮮

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今、日本が攻撃される可能性がある国としては北朝鮮と中国がある。
また、韓国は、一応、自由主義陣営の国ではあるけれども、兵装などを見ると、韓国の仮想敵国は日本ではないのか? と思われるところも十分ある。
アメリカ軍がいるうちは、日本と韓国が戦争になる事はないとは思うが、今後、アメリカ軍が韓国から出て行って、沖縄や日本本土から出ていくような事態にでもなれば、たちまち韓国も日本の敵対勢力になってしまう可能性はあるだろうね。

日本は島国だから安全だという考えは、現代戦では捨てなくてはいけません。
第二次大戦時に、ロンドンがドイツのV1,V2ミサイルの攻撃を受けたように、島国でもミサイル攻撃を受けたら人々は大混乱に陥ってしまいます。

そうした事で、日本の外から飛んで来るミサイルを撃ち落とす事も大事な事は否めない。
先進国の中では、一番、ミサイル防衛にお金をかけてもいいくらいの状態にはあると思う。
しかし本当に、ミサイル防衛には、物凄くお金がかかる。

また、地理的に、朝鮮半島から日本、中国大陸から日本といった距離は、ミサイルの発射から着弾までの時間が、非常に短くて、10分もかからない。
これは、巡航ミサイルではなくて弾道ミサイルの事だけどね。

弾道ミサイルは、ロケットと同じように発射して、まあ言ってみれば、うまい具合に弾頭を墜落させるようなもので、落下してくる時は物凄く加速度がつくからマッハ10近くになる。
ある意味、巨大な大砲みたいなものだから、想定したところに落とすとか、移動目標を狙うのは難しいのだけど、とにかく早いので、これを撃ち落とすのはかなりの研究と技術力と、素早い決断力が必要だ。

イージス艦のSM-3はミッドレンジでの迎撃用で、PAC-3 は、もう着弾寸前のターミナルレンジの迎撃用。
ミサイル単体でも前者は25億円、後者は4~5億円かかるらしい。

まあ、当たり前の事だが、防御だけで戦争に勝つ事はできない。
日本が万が一、敵国から攻撃を仕掛けられ、日本に飛んで来るミサイルを撃ち落とすだけで、相手が「日本の防御は凄いので、降参します!」と、なるわけではない。
現代戦において、ミサイル攻撃は、単なる一つの手段にしか過ぎない。
だからまあ、費用対効果から装備も考えていかないと駄目って事。

弾道ミサイルを迎撃できれば、それに越した事はないが、そもそもミサイル攻撃を思いとどまらせるためには反撃の手段も必要。
その点、巡航ミサイルは、1発、1億~億5千万円くらいで安い!
値段の割には装備する抑止効果は高い!

マッハ1以下で、レーダー網を避けて低空で飛んでいくので、遅いけど、それなりの数があれば相手に対して相当な脅威にはなるだろう。
攻撃兵器を持っていないと本当の自衛も抑止もできない。
自分も、とりあえずの手段として巡航ミサイルを数百程度用意しといて、後は短期で製造できる体制を敷いておく事が良いのではないかと思う。

それと、ミサイル迎撃にミサイルを使うのは、お金と技術がかかり過ぎるので、レーザーで迎撃できるように研究開発した方が今後のためにも良いのではないか?

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