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公明党 - 創価学会と50年の軌跡 [本(日本の政治)]


公明党 - 創価学会と50年の軌跡 (中公新書)

公明党 - 創価学会と50年の軌跡 (中公新書)

  • 作者: 薬師寺 克行
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/04/19
  • メディア: 新書



序章 五〇年目の苦悶
第1章 嫌われた新興宗教―敗戦~一九五〇年代
第2章 結党―創価学会の政界進出
第3章 言論出版妨害事件―一九七〇年という転機
第4章 中国への熱い思いと日米安保体制
第5章 共産党、そして自民党への接近―権力を追い求めて
第6章 非自民連立政権、新進党の失敗―一九八九~九七年
第7章 現代の宗教戦争―公明党・創価学会への陰湿な追及
第8章 自自公から自公連立政権―一九九七~九九年
第9章 タカ派の台頭、後退する主張―自公連立の変容
第10章 特殊な「選挙協力」連立政権―二〇〇九年~
終章 内部構造と未来―変質する基盤、創価学会との距離

ーーーーー
ちと勉強のために読んでみた。
個人的にも、あの集票力の高さ、票読みの正確さには感嘆すべきところもある。
まあ、あちらとしては幸福実現党は、頬を撫でる程度の存在にしか思っていないのかもしれないが、こちらとしても別に敵対心を持っているわけでも何でも無く、学ぶべきところがあれば学んでいきたいとは思っている。
うーむ、しかし本の内容は、基本的には外から見た公明党の姿ですね。
そりゃそうだろな。なかなか内部の実際の姿までは描けないだろう。

ま、外から見た公明党と言えども、こうした本が無ければ、なかなか研究する機会も無いので、この本を読んで感じた事をいくつかあげる。
・公明党・創価学会のつながりは段々と弱まっている。
・国会議員になっている人は、(今は、)意外にインテリで、草食系?
・国会議員は、出たい人より出したい人がなっている。ほとんど推薦。 
・元から、非自民政党が陥りがちな、「何でも反対政党」というわけではなかった感じ。
・与党になってからは、特に国防に関して、かなり現実路線。
 (はっきり言って、国防・国際貢献・地域の治安維持等に現実的に対処できないと、さすがに左翼色が強い今の日本であっても、与党を続ける事は不可能だろう)
などなど。

他、個人的に調べた事として、地方議員が3000人くらいいるのだね。
単純に一人 2000票として、×3000 とすると  = 600万票か。
なるほどねえ。

政策に関しては、言い方が失礼でしたら、すみませんが、
「庶民的」でしょうか。
与党として大事な、国防は自民党にお任せなのでしょうか?

ただやはり、与党としての自民党、公明党の政策を、ざっと見ていると、確実に「大きな政府」になっていくだろうな、という感じは受けますね。何でも国や公の機関が手を出そうとして、最終的に、中国以上の社会主義国家になってしまうのではないですか?
国防、災害対策、治安維持、外交、等は、国や地方自治体レベルがやらにゃどうしようもありませんが、国全体の活力は、民間から起こしていくようにしないと真の国家の繁栄は無いのではないだろうか。
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