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財務省と政治 - 「最強官庁」の虚像と実像 [本(日本の政治)]


財務省と政治 - 「最強官庁」の虚像と実像 (中公新書 2338)

財務省と政治 - 「最強官庁」の虚像と実像 (中公新書 2338)

  • 作者: 清水 真人
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2015/09/24
  • メディア: 新書



うーむ、確かにこの本は読みにくい。
まるで日経を読んでいるようだ。
ま、著者が日経の記者だったので、そりゃそうか。

財務省も、最強官庁ではあろうが、時の政権が本気につぶしにかかればつぶれてしまう存在でもある。
1990年代、自民党政権→細川政権→自社さ連立政権と、政治が移るわけだが、当時の大蔵省も、もちろんその時の政権に仕えなくてはいけない。
当然、細川政権の時は、仕える相手は自民党ではない。
この時の大蔵省の手のひらを返したような自民党に対する対応が、けっこう遺恨となって、その後の大蔵省の解体までつながっていたようである。

けっこう自分も財務省に関しては、
ずる賢い等、批判等をしてきたが、ちょっと一部ではあるが、「財務省もかわいそうな部分もあるな」と、思わないでもない。
最終的には、選挙で選ばれた政治家の指示を受けなければ自発的にできる事は、それ程多くない。
マスコミに影響を与えたり、政治家を洗脳する事はできても、自らの意思で事を進める事はできない。

まあ別に、自分は財務省が嫌いなわけではないよ。
昔、大蔵省だった時代、中に入って就職の説明会を受けた事もあるからな。
赤じゅうたんだったよ。
(大蔵省に入れなかった事に対して恨みを持っている事は100%ありません)

とにかく日本という国を、本当に良くするために、威張るんではなくて、民間の立場にたって仕事をしてもらえれば財務省も国民のリスペクトを得られると思うがな。
税金は安い方がいいのは「当たり前」の事です。
税金を取る事を主体にするでなく、国富を増大する事を中心に考えてもらいたい。

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