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真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 [★本(経済)]


真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 (講談社現代新書)

真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 (講談社現代新書)

  • 作者: 中野 剛志
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/05/17
  • メディア: 新書



第一章 日本でベンチャー企業を増やすには
第二章 起業大国アメリカの真実
第三章 ベンチャーキャピタルの目利き術
第四章 最強の起業家は誰か
第五章 オープン・イノベーションの本質
第六章 なぜイノベーティブな企業のほうが負けるのか
第七章 なぜ日本経済は、いつまでも停滞から抜け出せないのか

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基本論調は「公益資本主義」に似ています。
日本もアメリカも、ベンチャー企業と言っても、そうそううまくいっているわけでも、自由にできるわけでもない。
本気でベンチャー企業をバックアップする投資家も、一部といった感じであり、結局は投資の対象として会社も捉えられてしまっているのだ。

シリコンバレーを支えているのも、アメリカの軍事政策か。
まあ、軍事は無限の発展を求めるものだから、それもそうだろうなと思いますね。
最先端技術と軍事は、切っても切れない関係にある。
それは否定すべきものでも無くて、自国を守る事が強化されるなら、それは国民として大事な事でもあろう。

うーむ、今のままでは企業の進化もかなり難しくなりつつある。
そんな、3か月、半年、1年程度の業績ばかり望まれて、長期開発、研究ができなくなってしまっているよな。
そうした点では、大学や公的研究機関が有利になろう。
原発なども、もう一企業がどうこうできるレベルを超えつつあるか・・・。

しかし、今後、人類は宇宙を目指さなければいけないわけだけど、こりゃ、めっちゃお金がかかるよね。
時間も10年、20年とかかってしまう。
今後、どうやって大規模な長期プロジェクトを官民一体となって実施していくか。
それが重要な事だ。

あと最近、下記も読んだ。

捨てられる銀行2 非産運用 (講談社現代新書)

捨てられる銀行2 非産運用 (講談社現代新書)

  • 作者: 橋本 卓典
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/04/19
  • メディア: 新書



序章 「売られるあなた」 銀行、証券、生保に奪われ続けるあなたの金融資産
1章 動き出した資産運用改革
2章 ニッポンのヒサンな資産運用
3章 フィデューシャリー・デューティとは何か
4章 年金制度の変化と資産運用改革
5章 改革の挑戦者から何を学ぶか
終章 「売られないあなた」になるために

ま、資産の運用を人に任せて、それで大金持ちになれるなら苦労せんが、けっこう販売会社の都合で手数料の高い運用先を選ばれて、やられてしまう事に注意しましょう、という事か・・・。
運用会社の都合ではなく、「ちゃんと資産を預かった人のためになって運用せいっ」ってのがフィデューシャリー・デューティ。こんなの日本語に誰かしなさいよ。

今の時代、お金はあっても投資先が無い場合も多いだろうが、それこそ宇宙進出のビックプロジェクトを立ち上げるべき時かも。
金融庁も、銀行を監督するだけでなく、金融の融通先を見つけてこいや!
自分らは潰れないのだろうが、民間の企業は客が離れてしまったら潰れてしまう。地方銀行に文句ばかり垂れるのではなく、新しいアイデアを供給してくれよ。

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