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帝国議会/「官僚とマスコミ」は噓ばかり [本(日本の政治)]


帝国議会―西洋の衝撃から誕生までの格闘 (中公新書)

帝国議会―西洋の衝撃から誕生までの格闘 (中公新書)

  • 作者: 久保田 哲
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2018/06/20
  • メディア: 新書




「官僚とマスコミ」は噓ばかり (PHP新書)

「官僚とマスコミ」は噓ばかり (PHP新書)

  • 作者: 髙橋 洋一
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2018/04/15
  • メディア: 新書



白岡市役所の隣に、生涯学習センターができた。
図書館も、そちらに移ったので、先週行ってみた。
こういった施設ができると、たいていは浪人生や学生に占拠されてしまうが、まあやむを得んところではある。なかなか落ち着いて勉強できるところは少ないからね。
ただまあ、自分も今後、けっこう使わせてもらいたいと思っている。

で、初っ端借りたのが、上記の2冊。
今年出された本で、多少読みたいと思っていて、まだきれいな本であった。

『帝国議会』という本は、
1853年のペリー来航から1890年の帝国議会開設くらいまでが焦点になっている。
その間、40年も無いが、非常に多くの事が詰まった時代であったと思う。
1858-59年、安政の大獄
1860年、桜田門外の変
1867年、大政奉還、龍馬の死
1868年、戊辰戦争
1871年、廃藩置県
今、大河ドラマの『西郷どん』も、クライマックスであるが、西南戦争は1877年の事です。
木戸孝允も同年死去
1877年、大久保利通暗殺
1882年、伊藤博文憲法調査の為、渡欧
1883年、岩倉具視死
1889年、大日本帝国憲法が発布
1890年、第一回衆議院議員総選挙、帝国議会開設、大日本帝国憲法施行
まあ、これだけの短期間で、よくもこれだけ大きな変革ができたものです。
しかし、この短い期間に、本当に多くの人々の活躍があった。
伊藤博文、後藤象二郎、板垣退助、山形有朋、大隈重信、福沢諭吉、勝海舟
などは、帝国議会開設まで生き延びた。
この本は、人物というよりかは、制度に関する本ですが。

『「官僚とマスコミ」は噓ばかり』は、高橋洋一氏の本であるが、まあ、内側を知っている人物なので、いろいろと参考になる。
しかし、氏の財政に関する考え方は、少し疑問である。
やはり、国の財政と言えども赤字を続けていては駄目だろう。
日本政府のバランスシートは、まだ余裕があるのかもしれないが、単年度予算制度を続けて、その都度、税収以上の国家予算をつけていたら、財政の経営効率などあり得ない話となってしまう。
経営効率の効かない政治は、民間の経営を遅延させ、圧迫し、疲弊させる。
官僚出身の人や、政治家家系の人は、やはり、経営成功法や、商売の機微がわからないのかもしれない。

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