人として賢く生きる ―運命を拓く真実の信仰観― [仏法真理(教育、自助努力)]
第1章 人として賢く生きる
1 人間としての本当の賢さとは
2 日本人のアニミズム的宗教観を見直す
3 日本神道に流れている考えの特徴を知る
4 霊界の「裏側」世界の特徴を見抜く
5 正しい真理観の下、賢く生きよ
第2章 人間の運命について
1 人間の運命は過去世で決まるのか
2 「触らぬ神に祟りなし」の霊的意味
3 仏になる可能性を説く「仏性」の教え
4 「信じれば救われる」型宗教の誤解されやすい点
5 自助努力する人に天上界の救いの手は伸びる
6 「情熱」×「考え方」×「努力」で人生を好転させる
7 「運命の支配者」となるための「縁起の理法」
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この本は、
2020年12月2日発刊なので、少し時間が経ってしまいました。
ただまあ、収録されている2章のどちらの説法も2018年5月なので、説法から既に3年経ったものです。
「第一章 人として賢く生きる」
は、まず第一に、「人間死んだら終わり」と思って生きている人は、この世的にどんなに賢く見えていても、全く賢くは無いという事を言われていますね。
結論が180度間違っていたら、まあいくら賢そうにしたとしても、誰の手本にもなりませんわね。
大学教授、医者、官僚、学校の先生、弁護士、税理士、会計士、コンサルタント、最先端のIT技術者 などなど、頭がいい、賢い、と思われがちな人物は多いですが、
「根本の人生観」
あまり他の人から見えにくい、この部分が健全か、そうでないかですよね。
中には根本の人生観である、「人間死んだらどうなるか」
という事について、全く深く考えないで生きる人もいるかもしれませんが、それもけっこう賢くはないですよね。
基本、あの世は100%あるし、
正邪の観点も、単なる人間関係を調整するだけのものでもなく、天国地獄と連結させて考えなければいけないものであるという事ですね。
あと、「人として賢く生きる」では、アニミズム的な考えの戒めや、地獄ではないけれども天国とも言いかねる裏側世界よりも表の天国の方向性を求めて生きる事を薦めています。
今回の映画『美しき誘惑』でも、ちょっと地獄ではないけれども仏法真理的には反省を要する「妖魔」の世界を戒めているわけですね。
「第二章 人間の運命について」
で、大事な事は、結局は原因結果の法則が大事だという事ではないかな。
やはり、坦々と努力して、驕らないという事じゃないですかね。
有名になろうが無名で終わろうが関係ないって感じかね。
何百、何千、何万と転生輪廻を繰り返していたら、そりゃいろいろあるでしょう。
過去世が偉い人だろうが、今世で失敗という事もあるからね。