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トランプ自伝―不動産王にビジネスを学ぶ [本(経営)]


トランプ自伝―不動産王にビジネスを学ぶ (ちくま文庫)

トランプ自伝―不動産王にビジネスを学ぶ (ちくま文庫)

  • 作者: ドナルド・J. トランプ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2008/02/06
  • メディア: 文庫



取引ーある一週間
トランプの手札ー取引の諸要素
生い立ち/シンシナティ・キッドー慎重さが利益につながる
マンハッタンへ
グランド・ハイアット・ホテルーよみがえった四十二番通り
トランプ・タワーーティファニー界隈
賭博ーボードウォークのカジノ
棚ぼたーヒルトンをめぐる攻防
低家賃の豪華アパートーセントラル・パーク・サウスでの勝負
大きな賭けーUSFLの興亡
ウォルマン・リンクの再建
カムバックーもう一つのウェスト・サイド物語
一週間を終えてー取引の結果

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もともと1988年に出た本です。
今から30年前だね。
ちなみに幸福の科学の初転法輪である幸福の科学発足記念座談会は1986年11月23日です。
フレディが亡くなったのは1991年。
うーむ、最近はこのくらいの時代の研究をしている感じ。
この本は読み終えて、実は今、サッチャーの分厚い上下2巻の回想録を読んでいますが、まあ時期的には、似た様なものです。

それはともかく、トランプ氏は、昔からあまり変わっていないでしょう。
今のトランプ大統領の行動や言動も、こうした自伝を読めば理由は、けっこうわかるのではないでしょうか。

例えば、
「取引で禁物なのは、何が何でもこれを成功させたいとという素振りを見せる事だ。こちらが必死になると相手はそれを察知する。そうなるとこちらの負けだ。」
なんて事は、大統領になっても同じではないですかね。

とにかく「交渉の達人」といった感じが、この本から滲み出て来ていますね。
それと、お金儲けが好きというよりかは、仕事が本当に好きなんですね。
ま、カジノの建設等で大きく儲けているので、お金は関係無いわけではないですが、BIGなのが好きというかな。
カジノで儲ける事には、罪悪感は感じていない様ですが、そもそもニューヨークの金融自体がカジノとあまり変わらんというのが、その理由な様です。
確かに今の証券・金融はカジノに限りなく近くなっている。

ただ、役所のスケートリンク建設が、5年も6年もかかっても一向に進まないのを見るに見かねて「自分にやらしてくれ」という事で、リスクがありつつも4ヵ月くらいで建設してしまうという様なエピソードも書かれていて、
まあ、役人や行政の非効率さには当時から気にかかっていたのでしょうね。

しかし、トランプさんは、
20代の頃からBIGな取引を始めて、70になって大統領。
うーむ、休む暇なく「一生働くのが好き」といった人生を送っているのですね。

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