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IT産業崩壊の危機 [本(コンピューターシステム)]

自分は、一企業のSEとして、現在は、某金融機関に常駐して仕事をしています。まあ、この本を買って読んだ理由は、自分なりの危機感を持っているからです。それは何か?  それは、自分としての今後の行く末でもあるし、この産業の未来でもあると思う。
まあ、本当は、IT産業と言っても、その仕事のスタイルの違いによっていろいろあります。一般的に IT産業などと言われると、なんか最先端っぽいとか、クリエイティブな感じであるとか、インターネットをばりばり活用、知的な仕事、とかいったイメージがあるのではないかと思います。ただ、自分の分類として、IT産業なるものは、一方では、グーグル、マイクロソフト、ヤフー、楽天、その他いろいろなWeb系のベンチャー企業、といったものがあり、もう一方では、NEC、富士通、IBM、日立、NTTデータ、その他数多くの企業系システム開発ベンダー、があるのではないかと思います。その違いは何か? ざっとした分け方をすれば、最初の方は、顧客の対象が一般の人々(と企業)が中心で、後者は、顧客のほとんどが企業であるというとこでしょうか? 一般的に IT産業なるものは前者の様な会社と思う人が多いと思いますが、後者も一応 IT産業のカテゴリに入り、この本で語られているのは後者の方です。
そして、自分のやっているのも完全に後者の方であって、この本のタイトル通り、とても危機感を感じているのです。

IT産業崩壊の危機―模索する再生への道のり

IT産業崩壊の危機―模索する再生への道のり

  • 作者: 田中 克己
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本




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