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スミス都へ行く [ビデオ、DVD]


スミス都へ行く

スミス都へ行く

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • メディア: DVD



友人から良いと勧められたのでAmazonで500円で売っていたので、さっそく買って見てみました。
まず、古い作品ですねえ。1939年ですか。ヨーロッパで第二次世界大戦が始まった年じゃないですか。70年前ですよ。
という事で、見始めましたが、129分、あっという間に見終わってしまいました。
主人公のスミスは、少年団のリーダーでしたが、政治を知らなくて扱いやすいだろうという事で、上院議員にかつぎ出されてしまいました。そして、不正を働く者達に、汚職の疑惑をかけられ追放されそうになるのですが・・・。
最近、キムタクが政治のドラマをやりましたが似ていますね。
70年経過しても政治の世界は変わらないという事でしょうか?

まあ、ただ、いつの時代も正しい者が最初から優勢な事ってあまりないのですよね。大抵、最初はいつも少数派、もしくは一人だけとか、そんな感じですよね。少数派だろうが何だろうが、正しいと思うならば決して屈しない。そして、それを見ていた人達が、段々説得され、多数決ではない何かを感じ取り、そちらの方に賛同していく。
この動きを見ていると、民主主義に正義を貫き通すためには、「根気」、「忍耐」、「不屈の精神力」、「最後まで正義を信じる心」、「説得力」、「感化力」、こういったものが本当に必要なものであるとつくづく感じます。
必ずしも多数決は正しいとは限らない。これはその通り。
但し、正しいと真から思うならば、例え少数派にまわったとしても正論を貫き通すべき。

多数決の意見で恐ろしいのは、自分達に身近で直接的な利益ばかりに訴える政党、政治家等の存在です。
例えて言えば、年金問題。これは、いくらでも叩く事が可能でしょう。財源が足りない。年金を減らす。これは大変な悪党として言う方は簡単でしょう。でも、お金を出すのは国民ですね。
また、自衛隊の海外派兵なども叩くことはいくらでも可能です。海外の人の意見などあまり入って来ないから、やめたところですぐに日本国民が飢え死にするわけではないですが、段々と日米安保にひびが入り、世界で孤立していく・・・。
ま、ちょっとずれるけど、はっきり言って、政策よりも政局の方が大事って事はおかしいよ。そうじゃないでしょう。政策が大事でしょう。政党は便宜のためにあるのであって政策は政治家が不屈の精神で貫き通していかないと。党利党略もたまには捨てないとね。

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ちなみに「増税派」には、どちらかと言えば反対です。
予算が足りなくて増税します。こりゃあたり前の事で、まずは効率化の努力をするのが先でしょう。そもそも、国の予算の決め方って、そのところだけをとって見れば、完全に社会主義、共産主義の世界にどっぷりつかっていて、効率が悪いのだよね。
そもそも単年度で予算を使い尽くすのに反対です。個人も会社も資本主義社会では、貯金、投資、あたり前です。国でも同じでしょう。金借りてやる事は最後の手段で、入ったお金で生活し、意図的に貯蓄をしていく。
ま、国民が高い税率と高福祉社会を望むならばやむを得ませんが。