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狂気の核武装大国アメリカ [本(アメリカ)]


狂気の核武装大国アメリカ (集英社新書 450A) (集英社新書 450A)

狂気の核武装大国アメリカ (集英社新書 450A) (集英社新書 450A)

  • 作者: ヘレン・カルディコット
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/07/17
  • メディア: 新書



アメリカは現在、地上配備のICBM(大陸間弾道ミサイル)を2000、潜水艦に搭載された核ミサイルを3500、航空機搭載型は1750 の合計約7200の核兵器を持っている。そして、ロシアもほぼ同数を持ち、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮(?) が多かれ少なかれ核兵器を所持している。すべてを使用したら地球を30回以上破滅させる事が可能という。
広島に落とされた原爆はTNT火薬に換算すると13キロトン、現在の核兵器の威力からすると、ものすごく小さい。現代のものは1000キロトンが普通であるという。ちょっと想像を絶する破壊力である。
こんな超危険なものがありうるものであろうか。その発射ボタンは人間的な意志に任されている。

残念ながら、前ちょっと紹介したけど、アメリカのシンクタンクも核武装に関しては、片棒を担いでいる感じだ。ヘリテージ財団などそうみたいだ。ロッキード・マーチンなどの巨大軍需産業もコテコテにスターウォーズ計画の推進をしているようである。現代のアメリカは、冷戦期以上に核兵器の設計、製造に予算をつぎ込んでいる。

しかし、被害は核ミサイルによるものだけではなく、自分の国の兵士にも及んでいる。
湾岸戦争やコソボ扮装、イラン戦争で使用された劣化ウラン弾である。戦車の砲弾、A10地上攻撃機のガトリング砲の砲弾に使用され戦場に放射能がばら蒔かれてしまった。数百台の戦車の装甲版にも使用され、乗っているだけでも健康に影響が及ぼされるようだ。もう、この湾岸戦争症候群という名で数千名は死亡しているようである。敵だけではなく味方まで影響がある兵器とは、これはもう殺人マシンとしか言いようがない。ある意味、自爆テロみたいなものだろう。

-----ここから下は本の内容ではありません-----

とにかく我々人類の今後の課題は、核兵器を廃棄していく事。これは本当に大事な作業であろう。はっきり言って、こんなものをいつまでも持っていたら、それこそ大変な事が起こる事が想定されます。
なぜなら、地球も生き物だからです。地球も生きています。ま、月とかは見るからにあまり生き物と言えませんが、地球は常に地殻変動あり、水や空気があり、植物や動物や人類が生息しています。これは地球が生きているからです。
自分が地球だったら、核兵器に対してどう思うでしょうか? 自分と、自分の上に住む生き物をことごとく破壊するものが乗っかっている状態です。人類に対する愛情を地球が持っていれば持っている程、これをどうにかしたいと思うでしょう。超最悪の手段は「大陸陥没」となってしまいます。海中に潜んでいる原潜はどうするでしょうか? ちょっと自分もよくわかりませんが、ポールシフトでも起こして海流をぐるぐるにして全部沈没させるのでしょうか?

とにかく核兵器は廃絶する方向に努力するべきです!

-----後日談-----
但し、廃絶する順番が重要だ。
独裁国家、無神論国家などの方を先に廃絶していかないと駄目です。
これは超大事な事。





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